ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

9月23日に開催された『ONE LOVEウォーク2012 in Tokyo』にゲストとして登場したクリス智子さん。犬との共生をテーマにしたトークショーでは、2頭の愛犬、ミニチュアダックスフント(ロングへアード)のブラウニー(オス15歳7ヶ月)とタフィ(14歳9ヶ月)とのエピソードを楽しく披露してくれ、大盛況の時間となりました。今回は、さらに深く、犬への思いをインタビュー。感謝と愛情いっぱいのお話を聞くことができました。

愛犬たちは私の一部といえる存在。
見習うことがたくさんあるし、折に触れて、救われてきました。

ONE BRAND(以下、O.B.) 初めて犬を飼ったのは、いつのことですか?

クリス 中学生のときに実家で飼っていました。もっと幼い頃はアメリカと日本を行ったり来たりで、犬と暮らすことが難しかったんです。でも、アメリカのいとこの家に遊びに行けば大きなゴールデンレトリバーがいたし、日本の家では農家の馬が近所にいたり、動物が身近にいる風景は自然でしたね。
自分で初めて犬を飼ったのが、ブラウニーとタフィです。母犬のこととか、産まれた環境を分かっていてあげたいという思いがあったので、自分でブリーダーさんを探しました。

O.B. 愛犬たちについて教えてください。

クリス 性格は正反対なんですよ。ブラウニーはすごく臆病でキッチリした性格ですが、タフィは人懐っこくて陽気で気分屋。それに、お喋り(笑)。愛想がいいので、我が家に来るお客さんはみんな最初のうちはタフィを可愛がるんです。そのうち2頭のことが分かってくると、ブラウニーに振り向かれることが喜びになってくるみたいで。「ブラウニーがそばに来てくれた!」って、盛り上がってます(笑)。2頭ともおじいちゃんなので、今は家でゆっくりしてるのが一番みたいですね。これまで何度も病気をしたし、あちこち手術もしました。でも、そのわりには元気なほうだと思うんですよ。ご飯もよく食べるし。

O.B. 何か元気の秘訣があるんですか?

クリス う~ん、規則正しい生活がよかったのかな。私、ほとんど犬に合わせた生活をしてましたから(笑)。朝6時の散歩と、夕方5時くらいの夕飯。このサイクルをなるべく守ってました。それくらいしか犬にしてあげられることってないなって。そもそも大人しい犬たちじゃないので、こちらの思う通りにはなってくれないんです。洋服も着てくれないし(笑)。犬の気持ちをすべて理解できるわけではないですけど、毎日一緒にいれば、落ち着いているかそうじゃないかは分かりますよね。うちのコたちにとっては、人間の生活に合わせすぎるのもコクかなって。そういうわけで、犬に合わせた生活です。

O.B. お子さんが産まれて、環境の変化があったと思いますが、犬たちの様子はどうでしたか?

クリス タフィは露骨にショックだったみたいです(笑)。抱っこでも何でも、今まで自分が優先されていたことが変わってしまって、可哀相なくらいシュンとしてました。ブラウニーは遠くから俯瞰している感じ。おじいちゃんですからね、見守ってくれてます。

心に余裕があると楽しい。
きっと、犬との関係も同じです。

O.B. しつけや環境の変化など、犬との暮らしで困ったことはどう解決されていたんですか。

クリス 飼い始めはブリーダーさんによく質問してましたね。経験値のある方に聞くことは大事だと思います。でも、最終的に実践するのは自分ですから、時間をかけて少しずつクリアしていくという感じでした。吠えるにも理由があるわけで、ひとつひとつの行動を何でかな?ってそのたびに考えて。犬は人の言葉を喋るわけじゃないし、こっちの気持ち次第という部分も大きいと思うんです。翻訳が上手にできないと、全く違う意味になってしまいますから。でも、時間はかかっても少しずつ理解できるようになっていくのが楽しいんです。

O.B. 楽しむためのコツはありますか?

クリス 悩みを人に聞いてもらうのはいいことですよね。心に余裕ができますから。自分の経験や社会の現状を考えると、なんだか人の心が狭くなっているのかなと感じます。殺処分の問題を含め、困ったときの手段や選択肢がもっと多くあるといいのにと思う。たとえば、近所のおばあちゃんが犬が飼えなくなったら、僕が引き取るよっていう人がいてもいい。そんなふうに、人間の社会がもっと心を広く、動物と溶け合っていけたらいいですよね。
保護犬については、成犬を引き取ることに抵抗があったり、何かを途中から受け入れるという部分が、日本はまだ弱いのかもしれないなって思います。自分が初めての人間でありたいとか、成犬だと関係性が作れないとか、そういう気持ちがあるんじゃないかな。でもそれって、思い込んでいるだけで、実はそんなこと全然なくて。心の余裕が足りていれば、結果が違ってくることはあるんじゃないかと思います。

O.B. クリスさんにとって愛犬の存在とは?

クリス 今では自分の一部といえるくらいです。他の人には見せない部分や、話せないことを犬には話してきたと思います。気配を察する感覚が犬にはあるから、落ち込んでいるときにすっと傍に来てくれたり、折に触れて救われてきました。自分が痛いときに泣きわめくでもなく、人が傷ついているときには傍にいてくれる。犬ってものすごく真っすぐじゃないですか。いろんなことを教えてもらったという気持ちが強いです。とにかく、出会えてよかった。もし出会っていなかったら、もっと自分中心に生きていたかもしれません。でも、犬がいることで自分のいたらない部分に気付くことができたんです。本当に、感謝の気持ちでいっぱいですね。

クリス智子(くりすともこ)

1971年ハワイ生まれ。アメリカ人の父と日本人の母を持つ。幼少期より、京都、ハワイ、フィラデルフィアで過ごし、8歳より横浜で育つ。上智大学比較文化学部を卒業と同時に、東京のFM局J-WAVEでのラジオパーソナリティをはじめとする活動を開始。同局、平日朝のワイドプログラム「BOOM TOWN」を10年半務める。2012年秋、土曜昼のワイドプログラム「Atelier Nova」がスタート。そのほか、NHK「やさい通信」出演、WOWOW「ハリウッドエクスプレス」ナレーション、CMナレーション、雑誌への執筆など、幅広く活動中。


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