ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

等身大の遠距離恋愛ソング『ここにいるよ』(feat.青山テルマ)の大ヒットで一躍人気アーティストとなったSoulJaさん。各国を転々とする暮らしのなかで、幼いころからいつも変わらず犬がそばにいたといいます。精力的な活動を続ける現在も、2歳になるフレンチブルドッグのVincentくん(愛称vinni)との生活を満喫中。実は聴覚に障害を持っているという愛犬とのエピソードや、日本での犬をとりまく現状への思いなど、犬への愛情がたっぷり感じられるインタビューとなりました。

犬の気持ちをできるだけ尊重してあげたいと思う。
だって、犬は僕たちを無条件で愛してくれるんだから。

ONE BRAND(以下、O.B.) ヴィニー君との出会いを教えてください。最初からフレンチブルドッグを探していたんですか?

SoulJa 犬種選びではすごく悩んだんですよ。犬の性質や住環境、移動時のことも考えて、最終的に、今の自分にはフレンチブルドッグが合ってるなと。それで、犬に詳しい友人に探してもらいました。ヴィニーを初めて見た瞬間は、もう一目惚れって感じで(笑)。
一緒に暮らし始めてしばらくしてヴィニーの耳が聴こえないと分かりました。物音に反応しないんです。その後、ブリーダーさんから違う犬と交換するって話があったんですけど、僕自身はそんなこと全く考えつかなかった。初めて会った瞬間から『運命だ!』って思ってましたから。

O.B. 耳が聴こえない場合、しつけやコミュニケーションはどうやって?

SoulJa 音の変わりに振動を使っています。家にいるときは床を足で蹴ると『いるよ』っていうサイン。これで安心するんですよ。Vサインを作って『これがお前の名前だよ』って覚えさせたり(ヴィンセントのV)、手の平を水平にするとオスワリとか、手話みたいな感じで伝えています。実際、ヴィニーはこっちの仕草をよく見てるし、ちゃんと理解してる。すごく賢いです。

O.B. そういったボディランゲージはご自身で考えついたんですか?

SoulJa 母も犬が大好きなので、一緒にいろいろ試して。実家にいる13歳のフレブルも先輩としてヴィニーにいろいろ教えてくれたんですよ。オスワリやトイレのしつけも、そのコの行動を見て覚えた部分が大きいと思う。
性格は、耳が聴こえないぶん、とても人懐っこいです。人が視界に入るか、触れていられる距離にいたがるし、僕が椅子に座っていると自分も横に座りたがります。フレブルのことを誰かが『小さいおっさん』って言ってたんだけど、椅子に座ってる姿なんかホントにその通りで(笑)。体つきもころころしてるし、楽しくて、かわいくて、たくさん笑わせてくれる。そのために生まれてきたんじゃないかって思うくらい。
アーティスト仲間も犬好きが多いですよ。職業柄、一人の作業が多いので、犬がいるとすごく癒されるんです。僕も仕事に入ると、昼も夜も関係なく缶詰になって集中して、行き詰まったりもしますが、そういうときにヴィニーがいるとフッと気が抜けていいんですよね。たとえばレコーディングは、ヴィニーの鼻息がうるさいから別の部屋で録音するんですけど、それでも音が入っちゃってるときがあって『なんかブーブー聴こえない? お前かよー!』って(笑)。ホント、気が抜けちゃう(笑)。それから、どんなに缶詰になっても散歩には行かなくちゃって思うから、強制的にでも生活サイクルを守らせてくれますよね。

犬にも人と同じ感情がある。
まず、子どもたちに知ってほしい。

O.B. SoulJaさんは海外暮らしの経験が豊富ですが、犬との関係で日本との違いを感じることはありますか?

SoulJa ヨーロッパだと、とくに純血種の場合は犬種の習性を大事にしていることが多いと感じます。ハンティングや警備など、そのための訓練を受けた役割を持つ犬がたくさんいるので。それから、一番の違いは日本のペットショップのようなものがないこと。犬を飼うなら、ブリーダーを探すか、シェルターに行きます。日本のペットショップでは流行の犬種がズラリと並んでいますよね。なかにはしつけや調教が難しい犬種もいて、そういうことを知らずに飼っちゃう人がいたら、そのために犠牲になる犬が出ちゃうんじゃないかと心配になります。犬を飼いたいと思ったとき、どこに行けばいいのか、自分に合う犬種は何か、選択肢はいろいろあるわけで、そういうことをもっと伝えていけるといいのにと思う。

O.B. そうした犬への思いというのは、昔から持たれていたんですか?

SoulJa 僕の場合、物心ついたときから犬がそばにいて、犬が兄弟だったんですよ。プロレス技をかけようとして咬まれたり、よくケンカしました(笑)。でも、痛い思いをして初めて分かることってあるじゃないですか。痛いのは犬も同じで、犬にも感情があるって分かれば『今のは俺が悪かった、ゴメン』って素直に思えるし、二度と同じことはやらない。犬は感情がある生き物だってことを子どものときに知るのは大きいと思います。
心が傷ついてトラウマになったり、犬や猫にもPTSDがあるって知らない人がいると思うけど、そういうことを含め、犬種の選び方や保護犬のこと、子どもも大人もみんなで学べる環境が作れるといいですよね。保護犬に関しても、まず知ってもらうこと、見てもらうことが大事だと思う。知らなければ何も始まらないから。たとえばフリーマーケットや野外イベントとか、そういう楽しい場所で、楽しい出会いの場を提供できたらいい。出会いの場が檻の中っていうのは、犬も人間も面白くないと思うし。

O.B. 『楽しい』ということが大事なんですね。

SoulJa そう思います。犬だって嬉しいときは嬉しいし、悲しいときは悲しい。一緒に暮らすなら、同じ生き物としてその感情を尊重してほしいって思います。だって、犬は僕たちを無条件で愛してくれるんですから。

SoulJa(そるじゃ)

1983年生まれ。音楽家である母親の影響で、幼少よりバイオリン、チェロ、ピアノなど音楽に触れて育つ。母親の母国であるベルギー、アメリカ、日本など各国で暮らしながら自然とグローバルな感性を身につけ、15歳頃よりHIPHOPに目覚める。2007年2月、シングル『DOGG POUND』でメジャー・デビュー。同年9月に発表した3rdシングル『ここにいるよfeat.青山テルマ』がロングヒットを記録し、そのアンサーソング『そばにいるね』も2008年の上半期最大のヒットとなる。2010年からISSA(DA PUMP)とのコラボで紡ぐラブソングを発売。

『オフィシャルホームページ』
http://www.soulja.jp/
『ブログ』
http://ameblo.jp/soulja-blog/


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