ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

トレイルランニングの第一人者として活躍する石川弘樹さんは、ティアちゃんとカルナちゃん(いずれもMIX)2頭の愛犬と自然豊かな湘南の地で暮らしておられます。日本のみならず世界各国の競技に参加する石川さんのプロフェッショナルとしての一面も垣間見ることができるONE LOVEメッセージです。

ONE BRAND(以下、O.B.) 石川さんはプロのトレイルランナーでいらっしゃいますが、トレイルランニングとはどういった競技なのでしょうか?

石川 トレイルランニングは一言で言うと山を走るスポーツです。レジャーとしても楽しめますし、競技性の高いところもあるものですね。アウトドアスポーツとして楽しんでいる人は5万人くらいはいるのではないでしょうか。

O.B. 山って歩いて登るだけでも大変なのに、走るんですね・・・。

石川 山の選び方によっては、上り坂はあるもののなだらかなコースもあるんです。イベントでは、僕がナビゲート役になって楽しみ方や走り方、ルールやマナーを紹介しながら、自然を楽しんでもらうトレイルランニングもあります。その参加者の年齢層は小学生から60歳を越えた年配の方までと幅広いです。

O.B. トレイルランニングの距離って決まっているんですか?

石川 僕がアスリートとしてメインで戦い続けている大会は100キロとか160キロという長い距離を走るんです。160キロって42.195キロの4倍ですし、普通は車で移動するような距離ですよね。

O.B. そんなに長距離を走るんですか?しかも山道を。石川さんは愛犬とも一緒に、山で走っておられると聞きましたが。

石川 本格的には無理ですよ、もちろん。ただ週に1、2回は犬と一緒にジョギング程度で走ることがあります。僕自身ハードなトレーニングを続けていると疲れてくるので、今日は少し休もうかなと思うときは犬と一緒に5キロくらい一緒に走りますね。

O.B. トレーニングのパートナーでもある愛犬について教えてください。

石川 どちらも甲斐犬の血が入っているんですが、年上なのはギリシャ神話に出てくる「天空と大地の神の子供」にティアという女神がいるんですが、その名前を貰いました。もう1匹はローマ神話から「人間の健康を守る女神」からとったカルナという名前です。意味のある名前にしたいと考えて、僕が自然と関わるアスリートなのでこの名前を付けました。

O.B. 毎日のお散歩もされるんですか?

石川 基本的に僕か奥さんが朝と夕方に必ず行ってますね。一緒にジョギングする場合は、先に散歩をしてトイレをさせてから人のほとんど居ない早朝や夕方に近所の裏山に入る感じです。それでも山の中でトイレをさせないようにすることは難しいですが、前もってさせておくのとしないのでは違うのではないかと思います。

O.B. やはり犬と一緒に山に入るのは、気遣いがありますか?

石川 そうですね。自然を楽しんでいる人には犬を嫌いな方も当然いると思いますし、自然環境の面からも犬を自然の中へ連れてきて欲しくないという方々もいます。以前、TVに出演した際に僕が犬と一緒に走っている映像が放映されて、犬連れ登山を反対している方々から、「自然の中へ犬を連れて来ないで」と言われたことがあるんです。確かに場所によっては色んな弊害が出ることは、自分もある程度は理解して気をつけていたんですけれど。僕もそれをきっかけに犬たちを連れてゆく範囲を自粛し、いろいろ調べたんです。犬が自然の中に入るだけで場所によっては犬が持ち込んだ糞や尿、わずかな菌や土、他動物への猛威、その他によって、その自然のあらゆる生態系が変化・崩れるということがあります。そう考えると、人間が良くて犬が何故だめなの?と言う愛犬家もいますが、決して自己中心的にならずに、正しい理解、あらゆる配慮を私たちはしていかなくてはならないと思うんです。

O.B. 活動の拠点は海外と聞いていますが、人と犬の付き合い方に関して気付かれた点などありますか?

石川 これまでは北米が多かったので、現地のトレイルランナーと犬を見ていると本当にパートナーなんですよ。レース会場でノーリードでも、ずっと飼い主の側にいて一緒に行動していて。そういった自由なところは羨ましいなと思います。北米でもそれが正しいとは限りませんが、人と同じように犬が存在する雰囲気というのもいいですね。犬が自立しているといいますか、無駄に人の所に寄って行ったり、走り回ったりしなくて、雰囲気を読めるというんですかね、そういった感じがします。

O.B. 理想的な人間と犬の姿のように感じます。そんな世界を日本でも実現しするためには、まずは人間の都合で殺処分されてしまう8万頭以上犬たちをなくしたいとONE LOVEプロジェクトは活動していますが、こういった現状についてはご存知でしたか?

石川 メディアを通して保健所で殺されてしまうという話は見聞きしています。なんでこんなに可愛い子たちが殺されてしまうのだろうと思うと本当に可哀想で仕方ありません。

O.B. 保健所に持ち込まれる理由はというと、引越しや離婚、飼い主さんの病気と答える人が多いそうです。

石川 人によってはやむなくということもあろうかと思いますが、それは飼い主の勝手ですよね。人間は引っ越ししようが離婚しようが生きていけますけど、犬は飼い主と自分との世界しかないのに。犬は自分で生きていく選択肢はなくて、飼い主がいなければどうすることも出来ませんよね。飼い主の側で幸せにしてあげなければなりません。殺処分にしてしまう行為は犬の気持ちを考え、命というものが如何に大切なのか深く考えていないんじゃないかと思いますね。話はそれますが僕は、肉と魚を食べていないベジタリアンな生活をしているので、強くそう考えるのかもしれませんが。最初はアスリートとしてパフォーマンスアップの為に自分の体がどう変化するかに興味があって食生活を変えたんですけれど、今はどこか殺生ということに対しても若干の抵抗があります。もちろん植物も殺して食べてはいるんですけど、あえて動物を殺して食べなくてもいいんじゃないかと思う部分が個人的に出てきています。もちろん他の人に肉や魚を食べるなとは言わないんですけど。

O.B. それでは改めて、皆さんにメッセージをお願いします。

石川 犬種にもよるかも知れませんが、うちの犬は猟犬の血が少し入っていますから、山の色んな匂いを嗅いでいると、いきいきしていて楽しそうなんですよね。明らかに表情が違います。山だけでなく海でも、ペットが許可されている自然のフィールドへちゃんとルールやマナーを守って連れて行ってあげれば、犬は喜ぶと思います。当然、犬と一緒に出かけることで僕たち人間も楽しくなるじゃないですか。僕にとって犬たちはパートナーでもありますが、ほんとに子供みたいに接していますね。内外を問わず遠征が多いので、犬たちのことを考えると、「早く家に帰って、会いたいなー」と思うんですよ。多くの人にいつまでもそう思ってもらえたら犬も幸せなんじゃないかな。

石川弘樹(いしかわひろき)

『石川弘樹 オフィシャルサイト』
http://www.hirokiishikawa.com/


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