ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

現在はロスに居を構え、海外の映画に積極的に出演。日本でのキャリアに甘んじることなく、活躍の場を大きく広げている桃井かおりさん。 今回のインタビューは「愛犬との撮影を仕事として受けたのは初めて」と自身が話す貴重なもの。 犬たちへの愛情や、チャリティへの想いを真摯に語り、なんと「私は犬!」宣言も飛び出した。 多彩な表情を持つ彼女が、犬好きの新たな一面を存分に披露してくれました。

人間が苦しい思いをしているときこそ、犬たちがすごく大きな存在になる。
だからこそ、今、助けられる命を助けたい。

ONE BRAND(以下、O.B.) 桃井さんの愛犬はケアーンテリアのみかんくん(16歳)と、その娘の、お袖ちゃん(9歳)。みかんくんを飼うことになったキッカケから教えてください。

桃井 友達のところで産まれた子をもらったんだけど、私が欲しいと想う時に運良くもらえちゃうの!「ケアーンテリアって、すごくかわいいよ」って聞いてたけど、実際に会ったら、もうたまんないかわいさだった! ごわごわした毛と、なんか嘘ついてるみたいな顔がかわいくってさ(笑)。おとぎ話に出てくるイケナイ子って感じ? なんていうかね、ケアーンテリアって「自分で選んで人間と暮らすことになりました」という感じがあって、全然媚びてない。カッコいいんだよね。

O.B. 昔から犬がお好きなんですか?

桃井 日本犬みたいに力強くて、いわゆる犬らしい犬が大好き。ただ、私がいないときは母が犬の面倒を見るから、大きいと大変でしょ。だから我が家では、大きな犬を飼うのは無理だった。といっても、ケアーンテリアは力強くて活発な犬種だから、みかんでも相当無理だったんだけど(笑)。まあ、それでも、なんとか母が頑張れるように、散歩なんかもおとなしく歩けるように育てて。

O.B. みかんくんを飼う以前に、ヨークシャーテリアを飼われていたと伺いました。

桃井 そう、最初はヨークシャーテリアのたまごちゃんがいたのよ。ファンの方からいただいて、親も私も、すっかりたまごにハマっちゃった。で、その後にケアーンテリアでしょ。ヨークシャーテリアと比べると体も大きいし、運動量も全然違う。母が「とても家の中では飼えない」って、最初は庭に小屋を建てたんだけど、すごく賢いからどこからでも家の中に入ってきちゃうの。しばらく攻防があったある日、みかんがなにやらグッタリしてるんだって。心配して声をかけたら、こう上目遣いで見つめられて、その目に母はやられちゃったのね。その日から、みかんは家の中よ(笑)

O.B. 現在、ロスを拠点に活躍されていますが、愛犬との生活はどう変わりましたか?

桃井 2ヶ月に一度、日本とロスを行き来しているんだけど、みかんは高齢だから、お袖だけ一緒に連れて行ってる。ロスでは東京にいるときより暇だし、すごく長い時間を犬と一緒に過ごせるのね。でも、犬がいないと母が弱ってしまう気がして、連れて行くのはもうやめようかと。みかんとお袖を離れさすのは可哀想……だしね。

O.B. 寂しくなってしまいますね。

桃井 親友のジャネットも犬を飼っているし、隣の家にはムーディっていう犬もいて、ロスでもけっこう犬に囲まれているの。私、犬がいないと絶対ダメだから。みかんとお袖に会いたくて泣くこともあるけどね。

O.B. ロスで生活されていて、日本のペット事情との違いを感じることはありますか?

桃井 とにかく、犬を飼うことが当たり前ということ。散歩の時間帯には「このエリアにこんなに犬がいたのか!?」ってびっくりするくらい犬であふれるの。それから、保護犬の引き取りがすごくメジャーなのよ。殺される犬を一頭でも救おうって、チャリティもしょっちゅうやってるし。

人間も犬も、同じ生き物。自分が犬だったらどうするの?

O.B. 残念ながら、日本では保護犬を家族として迎え入れるという文化が根付いていません。こうした現状をどう思われますか?

桃井 たとえばね、芸能界にも犬が好きな人っていっぱいいる。アイデア次第で力を借りることはできる。引き取り手に多少でも実質的な金銭の援助ができれば、もっと現実的じゃない? そういうチャリティ活動に協力したいって人は、私の他にもたくさんいる思う。

O.B. 東日本大震災でも、被災したペットの保護や飼い主さんへの支援が必要とされています。

Yahoo!オークション内ONE LOVEチャリティーオークションに桃井さんご提供の靴・Tシャツが出品されます。

桃井 人間が大変なときに、犬どころじゃないって思う人もいるだろうけど、そういうときこそ犬の存在がすっごく大切になるんだよね。私、10年くらい自律神経失調症に苦しんだことがあるんだけど、大事な人を失った苦しみとか、培ってきたものが崩れていく喪失感って、時間が経って安定したころに後からやってくるの。いわば心の地震。そのときに犬に助けてもらわなくちゃいけない。だからこそ、助けられる命は助けなくちゃ。今できる支援は何か、私も考えながらやっていこうと思っているところよ。
あるドキュメンタリーで「動物のなかで唯一、人間とやっていこうと決めたのは犬だけ」って紹介されていたのね。せっかく犬が人間と暮らすことを選んでくれたんだったら、せめて、犬とやっていける生き物でいたいって、私は思う。捨てられて殺されていく犬の問題も、同じ生き物として、じゃあ、自分が犬だったらどうするんだって考えることが必要でしょ。「私は人間です」っていうのと同じように、「I am a dog!」私は犬! ってみんないえるといいよね。私も犬だし。

O.B. 今回、ONE LOVEチャリティオークションにもご協力いただいています。サッカーのスパイクを出品されているのが、とても意外でした。

桃井 ロスのドッグランはとにかく広いから、人間も犬と一緒に本気で走るの。だから、こういうちゃんとした靴を履いていないと走れないのね。私もスパイク履いて犬たちと走ってるわ。

桃井かおり(ももいかおり)

日本を代表する女優である。1971年映画デビュー以来 比類ない個性と技で輝きを放ち続けている。
「もう頬づえはつかない」「疑惑」「東京夜曲」など代表作多数。A・ソクーロフ監督「太陽」(2005)、ロブ・マーシャル監督「SAYURI」(2005)など
海外でも高い評価を得ている。また初監督作品「無花果の顔」(2007)ではベルリン国際映画祭NETPACK賞をはじめ13の賞に輝いている。
2008年春「紫綬褒章」を俳優最年少で受章。2009年4月からは母校・女子美術大学芸術学部客員教授・女子美術大学短期大学部客員教授に就任。
2010年は、なら国際映画祭2010NARAtiveプロジェクト河瀬直美プロデュース、チャオ・イエ監督「光男の栗」
マリス・マーティンソン監督「AMAYA」に出演。同作品は2011アカデミー賞外国映画賞部門ノミネーション候補として高い評価を得る。


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