ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

人気ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の長子役などでおなじみの演技派女優・藤田朋子さん。愛犬家としても知られ、現在はご主人とともに一匹のフレンチブルドッグと暮らしている。聞けば、その飼育方法は、かなりの“鬼”スタイル。だけど、それは本当の犬の幸せを考えた故のきびしさだったりもするのであった。

「犬のために生活を犠牲にしない」が、わが家の基本ルール。

ONE BRAND(以下、O.B.) 藤田さんは、いまのフレンチブルドッグのブリトニーちゃん(メス3歳)をお飼いになる前に、ジミニーくんというミニチュアダックスを飼ってらしたそうですね。

藤田 はい、結婚する前、実家にいた20代後半のときに飼いはじめました。

O.B. 動機はなんだったんですか?

藤田 なんていえばいいのかな……。当時、私は、親のいいつけをきちんと守る超優等生だったんですよ(笑)。でも遅く来た反抗期というのか、家族と口もきかない時期があって、そのときふと「犬が飼いたい」と思い立って…。何の計画性もなく衝動飼いでした(笑)。

O.B. 犬を飼いはじめるときは、ご家族とずいぶん揉めたんじゃないですか?

藤田 いや、それが意外にあっさり折れてくれたんですよ。「勝手にしろ!」って怒ってはいましたけど(笑)。

O.B. ジミニーくんは、その後ご家族に受け容れられることはできましたか?

藤田 ええ、結局みんなにずいぶんとかわいがられる存在になりましたね(笑)。私が結婚して家をでてからは、母が中心となって、しっかりと世話をしてくれました。残念ながら、そのジミニーも昨年13歳で亡くなってしまいましたが……。

O.B. でも、みなさんに見守られ、幸せに13歳まで生きたということなんですね。

藤田 ですね。幸せだったと思います。ただ、もう少し食事とかのケアに気をつけてあげれば、もっと長生きできたかも。その点については、かわいそうだったかなあって思ったりもしています。だって、火葬場で焼いた骨を見たら、鼻の頭から尻尾の先まで一つも欠けずに残っていた。もし内蔵とかが丈夫であれば、きっといまも元気だったにちがいありません……。

きびしいしつけも、犬の幸せを考えればこそ。

O.B. いまご夫婦でお飼いになっているブリトニーちゃんのケアは、どのように?

藤田 主人がかつて多数飼いしていたことがあって、犬のことをすごくよく知っているんですよ。私は彼に引っ張られる形で、ケアしているという感じですね。

O.B. 具体的には?

藤田 たとえば食事。じつは、ぶう(ブリトニーちゃんの愛称)は、アトピーがでて、いまは食べられるものが限られているんですね。なので、獣医さんが処方してくれたフード以外は、いっさい食べさせないようにしているんです。ある意味、かわいそうなところはあるんですが、それも本人のためと、二人とも心を鬼にしてやってます。もし、処方のフードを食べたがらないときでも、食べるまでそのまま放っておくようにしてます。

O.B. しつけのほうは、いかがですか?

藤田 「コマンドをきちんと聞けるようになることが犬にとっての幸せなんだ」って、主人が早くから取り組んでいます。トイレやハウスなど基本的なことはもちろんですが、やたらに吠えないようにも教えました。そうそう、この前遊んでいるときに、思わずワンッて声が漏れたことがあったんですが、そのときは声を漏らした本人が一番びっくりしてましたね(笑)。

O.B. 藤田さんもしつけには参加されているんですか?

藤田 私は散歩とか食事の世話が中心。しつけはほとんど主人にまかせています。主人は怖い人、私は甘えられる人っていう感じですね。だけど、二人とも、「犬のために、仕事や私生活が犠牲にならないようにしよう」という基本的な考え方についてはぴったりと一致させています。犬の生活リズムより、自分たちの生活リズムを大切にしているんです。ほら、犬を飼ったから早く家に帰らなきゃとか、犬を放っておけないとか、そういのは、なしってことで。そもそも人と犬との本当の共生って、お互いがムリをせず、つづけられる範囲で仲よくすることで、はじめて成り立つもの。そこらへんのルールだけはしっかり守っていきたいなあって思うんですよね。

O.B. とてもしっかりしたポリシーをもって飼われているんですね。

藤田 うーん、でもね、親バカなところもたくさんありますよ。私は、ぶうのためを考えて、来年からフレンチブルドッグ専門のかわいいお洋服をプロデュースするつもりでいるし、主人は主人で、ぶうが散歩しているときにブラブラ歩く様がかわいいっていって、『ぶうラブラブ』っていう歌をつくったりしていますから(笑)。

捨て犬の問題は、社会的にも重大な問題です。

O.B. いま、減りつつあるとはいえ、日本にはまだまだ捨てられる犬が多いという現状があります。これについては、どのようなご意見をおもちですか?

藤田 犬を捨てるってことは、命を捨てるってことですよね。野生の動物なら野に放してやるのが幸せという考えは成り立つでしょうけど、犬は人間といっしょに暮らさないと生きていけない動物。それを放すというか、捨ててしまうというのは、いまの社会では「死」に直結するようなことだと考えてほしいですね。もし、どうしても飼えないという事情が起きたとしても、飼いはじめた人間としての責任をもって、引き取ってくれる人を探すなりの最低限の努力はして欲しいです。

O.B. この捨て犬問題に関して、藤田さんなりに、行動してみたいと思われることは?

藤田 私個人では、里親探しの団体さんみたいな素晴らしい活動はできません。だけど、これから犬を飼おうという周りの人たちに、犬は人間がいないと生きていけない事実や、捨て犬の現状などについて、どんどんアピールしていければなあって思ったりしています。私は私なりにできることを見つけていきたいと思っています。

藤田朋子(ふじたともこ)

1965年東京生まれ。玉川大学文学部卒業。87年に『レ・ミゼラブル』で舞台デビューし、翌88年にはNHK連続テレビ小説『ノンちゃんの夢』でテレビデビュー。以来、人気ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』など、数多くの作品に出演している。2005年にアコーディオン奏者・桑山哲也さんと結婚。ともに音楽活動も展開中。

『オフィシャルブログ』
http://ameblo.jp/tomoko-fujita/


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