ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

雑誌モデルやテレビタレント,又通訳として活躍した経歴を持つ山田りこさんは、アメリカで犬の行動学、Tタッチ、ケーナインマッサージ、テネシー大学にて犬の理学療法を学び、犬に触れる大切さを広めるためにプレイズタッチを考案されました。現在は各種講座の講師や日本動物高度医療センターでカウンセリング・理学療法を行いながら、5頭のボーダーコリーと暮らしている山田さんに「犬との幸せな暮らし」についてお話を伺いました。

ONE BRAND(以下、O.B.) 山田りこさんは「ドッグウイスパラー」としてご活躍ですね。

山田 「犬の心を感じ取ることができる人」ということで、そのように呼んでくださっています。私は、犬と人間の絆を更に築くための架け橋になれたらいいなと思っています。
犬の目線で物事をとらえてみる、犬の心を通して物事を見てみることが大切で、犬の習性や行動を理解し、共感性、エンパシーを感じる感受性が必要と伝えています。一方的に人間が犬を指示、コントロールして犬と生活をするのではなく、犬が人を理解し、寛容さを持って暮らしているように、人も犬を理解し,尊重しお互いが笑顔で大切な時間を分かち合えたら素敵ですよね。

O.B. 犬は、飼い主の笑顔が見たいものだと言われますが。

山田 そうですね。私も犬の笑顔が見たいです!犬達がハッピーで居られるよう、私は自分自身がいつも幸せでポジティブな気持ちでいるように心がけています。人が楽しい気持ちでいると、犬も幸せな気持ちになります。犬は感受性が豊かなので、人間が自分でも感じていないような些細な感情の変化さえ感じ取ってしまうんです。人間が笑顔で接していても、例えば仕事で嫌なことがあった日には、彼らは「どうしたの?」って心配そうに顔を覗き込んで舐めてきたり、カーミングシグナルを出したりしますよね。人がストレスを感じていると、犬もストレスを感じてしまうんです。犬の笑顔を見るためには、自分自身の在り方が重要です。

O.B. そんな時には、Tタッチやプレイズタッチなどのマッサージが有効なんですね。

山田 そうですね、Tタッチのボディーワークやプレイズタッチはタッチケアーとして心身のウエルネスを向上するだけでなく、愛犬とのコミュニケーションになります。触れ合うことで、言語を超えたコミュニュケーションをと取ることができます。何も考えず、ただその子と向き合う時間なんですよ。

O.B. タッチケアーは欧米ではよく取り入れられているのですか?

山田 はい。Tタッチはホリスティックケアの1つとして動物病院でも取り入れられています。
他では、シェルター、動物園、トレーナーさん達に、そして又、家でできるケアとしても幅広く取り入れられていて、身近なものなんですよ。私が非常勤として勤務している日本動物高度医療センターでもTタッチ、プレイズタッチをホスピタリティー、リハビリテーションの1つとして取り入れています。家ですぐに実践していただけますので、家族の方にアドバイスもしています。プレイズタッチはその東洋的な考え方、動物を理解してやさしさを持つ心でアプローチするタッチ法はヨーロッパでも受け入れられています。

O.B. 犬は一番身近にいる存在ですものね?

山田 一番身近かに居ながら、私たちに未知の世界を見せてくれる存在です。彼等の心を通していろんな事に気付き、たくさんの事を教えられます。それらを感じるのに、大切なのは、人が五感を豊かにして、先入観を持たない心、澄みきった心でいることだと思います。ハートをオープンにして。犬たちは、常にそういう状態で人間に接していますよね。

O.B. なるほど。山田さんはボーダーコリーを5頭飼っておられますよね。運動量も必要でしょうし、肉体的にも大変なのではないですか?

山田 散歩の時間は、私とそれぞれの犬たちとが1対1になれる特別な時間なので1頭ずつとお散歩します。運動については、その子によって違いますね。運動が大好きな子もいれば、『カウチ・ポテト』、ソファでくつろいでいるのが大好きな子もいますから。

O.B. なるほど、犬種だけで性格は決められないですものね。一般的に都会で大型犬を飼うのは大変だと言われていますが・・・

山田 そうですね、運動に必要なエリアの広さは違いますからね。フィジカル面を健康に保つのに、もちろん適度な運動は必要ですが、それと同様、メンタル面でも満足をさせてあげることが大切だと思っています。犬の習性、行動を理解した、頭を使う遊び、エクササイズ、そして身体を有効に使うエクササイズが必要です。それはチワワでもグレートデンでも同じです。

O.B. 可愛い小型犬だからといって、人形のように扱ってはいけないですよね。

山田 やはり、とっても小さなかわいい犬種でも、犬は犬としてリスペクトし、尊重し、犬がもともと持っている本能や才能を満足させてあげることが大切だと思います。人目線で、人の狭い世界、感性の世界に犬を押し込んでしまうことより、人が犬の目線で見てみたり、考えたりすることで、人の世界も広がるし、楽しいことだと思います!

O.B. アメリカとフランスで10年近く暮らしておられた山田さんから見て、日本の保健所・シェルターと欧米との違いは何でしょうか?

山田 日本では民間のシェルターや保健所が遠い存在のように感じます。私がアメリカでTタッチや行動学を勉強していた時に、シェルターワークも兼ねてシェルターへ通っていたんですけれど、地域では犬と暮らしたくなったら、まずシェルターへ行くことが根付いていました。他にも子どもが犬と触れ合いたくなったらシェルターへ行くし、犬と一緒に散歩したくなったらボランティアリストに自分の名前と都合の良い日時を書いておいて、お散歩のボランティアをする。そんな風に住民に根強くシェルターの存在があるので気軽に立ち寄れるし、オープンな感じがとても良いんですね。そして著名なトレーナーさんがボランティアでトレーニングされていたりしました。きちんとトレーニングを受け、犬達が更に家族に迎え入れられやすくなるというシステムは素晴らしいと思います。

O.B. 日本の現状とはかなり異なりますね。

山田 シェルターによっては、動物病院、トレーニングルーム、アジリティーフィールド、ドッグランがあり犬のための施設として成り立っていますからね。基金に多額の寄付をする人がいて、ボランティアで働く人がいて。宗教的な背景の違いもあるとは思いますけれど・・・。あとは日本では情報も、わざわざ探さないといけませんよね。どういう犬たちがいるのか、現状がどうなっているのか。誰かが発信しない限り、事実を知ることが出来ない訳ですからONE LOVEは非常に素晴らしい取り組みだと思います。情報を知ると意識が変わりますものね。

O.B. ありがとうございます。日本でも、犬を引き取ることが一般的になればと思って情報発信しているのですが、それどころか犬を捨てる人は後を絶たないという現状にあります。

山田 そのようなことが出来る人の感情というのが理解出来ず、不思議でなりません。。
犬とのコミュニケーションが希薄なのかもしれませんね。一緒に呼吸をして触れ合っていないのかなぁ。身体を撫でて、きちんと心で繋がっていれば絆が深まって捨てるなんて出来なくなると思うのですが。

O.B. では最後にメッセージをお願いします。

山田 犬達と一緒に私たちも笑顔で、一緒に幸せな時間を過ごしたいですね。心を繊細にオープンにして、いつも、「もし、自分がこの子だったら、、、」と共感できる心、エンパシー、想像力を持ちましょう。犬と過ごす一瞬一瞬の時間は人生の大切なギフトです。毎日、触れ合って心と体を撫でて、「大切な存在だよ。」「大好きだよ。」と伝えましょう。呼吸をする、食事をするように!

山田りこ(やまだりこ)

Rico's ケーナインマッサージスクール主宰、プレイズタッチ・パートナーズ代表、日本動物高度医療センター 理学療法科 非常勤

『プレイズタッチ・パートナーズ』
http://www.praise-touch.com/
『RICOSホームページ』
http://www.rico-s.com/


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