ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

テレビ番組『ペット大集合!ポチたま』の中で"旅犬"まさお君との名コンビが好評を呼び、一躍お茶の間の人気者になった松本秀樹さん。日々、犬と接することで「犬のことをもっと知りたい!」と様々な資格を取得し、今では「犬への恩返し」をしたいと思うほどに。現在もまさお君の息子、だいすけ君と旅を続ける松本さんに『相方』との悲しい別れや、犬について学ぶことの大切さを語って頂きました。

ONE BRAND(以下、O.B.) 松本さんも芸人さんになった時には、こんなに犬ドップリになるとは思っておられなかったでしょう?

松本 そうですね。事務所に「ペットの番組が始まるからオーディションに行っておいで」と言われて、番組に関わってからですね。

O.B. 『ポチたま』はもう長寿番組ですよ。

松本 もう9年目ですからね。本当に視聴者の皆さんとまさおのお陰だと思っています。

O.B. まさお君とは辛いお別れをなさいましたが・・・

松本 一緒に旅をしていた6年間は一切、まさおの体調不良なんて無かったんですよ。僕やスタッフが風邪を引いても。なのにある日、まさおが餌を食べないということを聞いて・・・。まさおが天使になった時、だいすけが1歳過ぎの凄くやんちゃな時で手が掛かるんです。悲しんでいる暇が無いくらいに。だからきっとこれもまさおが上手くやってくれたなと。

O.B. 松本さんにとっては、まさおくんは芸人さんでいう相方的な立場でしたよね。一緒にくらしている普通の飼い主さんと愛犬の関係とは違うし・・・

松本 そうですね。飼っていた訳ではないですからね。いつか先立つのだと覚悟はしていたんですけれど、あの喪失感は幾ら心の準備をしていても対応できるようなものじゃないですね。僕はそれくらい悲しみが深くて当たり前だし、涙の量は愛情に比例すると思うので。今でもまさおの写真を見てはウルウルしますし、だいすけの反応を見ては「まさおだったらどう反応するだろうか?」って考えますし。僕の心に形があるなら、まさお型に抜けているんです。でもこれで完成なんですよ。この穴を埋めようなんて思わないし、息子のだいすけを入れようとしても入らないし。だから僕は胸を張って一生ペットロスを宣言しているんです。

O.B. まさおくん、だいすけくんは親子ですが性格は違いますか?

松本 そうですね、犬種の特性でもあると思うのですが、ラブラドールは人間と一緒に仕事をしていくことが得意ですね。本当にまさお君の場合は仕事なんですよ。カメラが回ると顔つきが変わりますから彼は。テレビの中では僕が食べているものを奪ったりするシーンもよくありましたが、カメラが回っていないとしないんです。プロなんやなと。カメラが回っていないと怒られると分かっているんですよね。とても賢い子でした。息子のだいすけは・・・なんでしょうね。旅をしていても素のまま長いお散歩をしているような感じで。

O.B. 松本さんはまさお君との共演をきっかけに、色々と犬に関する資格を取られたりしておられますよね?

松本 好きが講じてという結果なんです。元々、そんなに勉強が好きというタイプではないので(笑)。きっかけはテレビをご覧の皆さんと同じように、僕もまさおくんにはまってしまったんです。まさおのことをもっと知りたいなと思って。そう考えると犬のことを全く知らないと気付いて何か知ることはできないかなと。自分の中で合格というゴールがあった方が頑張れるので資格を取ってみようと思いました。スケジュールと経済面を考えて、合間をみて学校にも通ったりもしました。

O.B. 犬のことを勉強されてからまさおくんとの接し方は変わりましたか?

松本 当たり前と思っていたことが実はちがうとか、色々とありましたよ。例えば尻尾を振っていたら喜んでいるという訳じゃないんだとか。尻尾は喜びだけではなく興奮メーターなんですよね。怒っていても、嬉しいときも振るんだなということから始まって。犬の起源を調べてみると1万4千年前に狼を餌付けした事から始まっていて。全く違う種の動物が家の中で人間と一緒に暮らしているのって、犬がダントツだと思うんですよ。ということは、犬は人間と上手く付き合っていくために1万4千年もの間、努力してきているんだと思うんですよ。犬はそんなに長く考え続けてきてくれたのに、人間はそれに応えられているのかな?って思うと、このままだとバチが当たるなと。

O.B. 犬は人の暮らしに合わせて歩み寄ってきてくれたのに・・・

松本 勉強していく中でONE LOVEでも問題提起しているように殺処分の現状も知りました。関係者の方やトレーナーの方などとお付き合いさせて頂く中で僕も「このままじゃイカンなと」。殺処分されている数は、犬猫合わせると1日に約1000頭、これを人間に置き換えると国は絶対に動きますよね。犬を飼っている人はこの数字を知ると「何かしないといけない!」と思って下さると思うんですよ。それ以前に知らない人が多いんです。まずは現実を見てもらいたいですね。

O.B. 松本さんから見て、犬という生き物はどういう存在でしょうか?

松本 素晴らしいと思います。献身的というか人を裏切ることは無いですから。ことわざで「飼い犬に手を噛まれる」って言うじゃないですか?あれは飼い主に問題があると僕は思うんです。『うちの子は何も出来なくて』という人は飼い主が何も出来ていない人なのだろうし。「犬は教え方1つで簡単にやってしまう動物なんですよ」って言いたいですね。一般的にも庭先で番犬というのではなく、家族になって犬に話しかけている状況が普通になりましたよね。15年も前に犬に話しかけているオジサンがいたら、ちょっと不思議な空気になっていたと思うんですよ(笑)。ただ犬は家族の一員になったけれど、あくまでも別の生き物であるという線引きは大事です。可愛いのは分かるけれど身体の作りも生きてきた歴史も違うのだから。欲しがるからといって人間のご飯を犬にあげるのが愛なのか、あげないのが愛なのか。

O.B. 違いを受け容れないと、本当の愛は生まれないですものね。では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

松本 これから飼おうと思っている人には「15年間結構シンドイよ」、「メンドクサイよ」、「毛は抜けるし、トイレを失敗することもあるし」。それに「お金掛かるよ〜、注射代とか薬代とか」って僕は必ず脅すんです。家族全員がそれでもいいと思えないと犬は飼っちゃいけないよって。あと、犬は癒しのためにいるのではなくて、これからは人間が犬を癒してあげる時代なんだよって。人間が出来ることを恩返ししていく時代だと思うので。皆さん、一緒に「犬に恩返し」していきましょう!

松本秀樹(まつもとひでき)

『松本秀樹公式サイト:松ラドール・秀リバー』
http://www.dam-company.jp/
『ペット大集合 ポチたまホームページ』
http://www.tv-tokyo.co.jp/pochitama/


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