ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

モデルとしてデビューし、テレビ番組の司会やナビゲーター、情報番組のコメンテーターから女優まで幅広く活躍してきたヒロコ・グレースさんは、愛玩動物飼養管理士の資格を持ち、2匹の犬たちと暮らしている愛犬家です。17歳になるネネちゃんと11歳のペロ君との運命的な出会いについて、そして犬と人間がお互いに心地よく暮らしていくことが出来る環境についてもお話いただきました。

ONE BRAND(以下、O.B.) ネネちゃんが17歳、ペロ君が11歳だそうですが、2頭ともまだまだ元気ですね。

ヒロコ そうですね、やっぱりミックス犬は強いですよ。何か人と違ったケアをしているという訳でもなくて、食べさせるものもドッグフードをベースに、刻んだ野菜や残り物を混ぜてあげるくらいですね。ここ7,8年はフードの原材料やクオリティーには注意して、必要に応じてサプリメントはいくつかあげていますが。

O.B. ネネちゃんを飼われる前には純血種を飼っていらっしゃったそうですね?

ヒロコ 私が子供の頃に、犬をしばらく飼っていたけど飼いきれなくなったという方から、チベットの犬をいただいて飼ったことがあります。純血種と聞いていたのですが、血統書を貰ったわけでもなかったですし、本当のところはどうだったのか分かりませんね。犬の図鑑を見てもどうも違うような気がしていましたし・・・。でも、それは私にとってはまったく問題ではありませんでした。その犬はラッシーという名前で、私とは姉妹みたいに暮らしていたんですが、9歳の時に突然死してしまったんです。理由は分からなかったのですが、「私が死なせちゃったのかもしれない」と後悔が残ってしまって、それからペットロスになりました。毎年ラッシーの御墓参りを続けていたのですが、気が付いたらラッシーと暮らした年数よりも長く御墓参りしている自分に気が付いたことと、お仕事でご一緒した獣医さんに「そういう人にこそまた犬を飼ってもらいたい」と背中を押してもらって、次に新しい犬を迎え入れる準備が出来ました。

O.B. 次は雑種をとお考えだったんですか?

ヒロコ そうですね。でも探してみて感じたのは、雑種の仔犬の情報って、とっても見付けづらかったんですよ。ラッシーは少し大きくなってから家に来たので、仔犬から飼ってみたいと思っていたんです。保健所に行けば成犬を引き取ることは出来ると知っていたので、仔犬の譲渡会に参加して「この子がいい!」と申し込んでも抽選で外れてしまったりして。最終的には動物愛護協会のアルバムの中から当時3ヶ月だったネネを選びました。

O.B. ネネちゃんを選ばれたポイントは?

ヒロコ 『もらって』って目をしてましたね。埼玉にいたネネを車で引き取りに行って、それから17年になります。ペロとの出会いも運命的なんですよ。香川県へロケに行ったときに、ある道の駅で足を怪我して引きずっている犬を見かけたんです。気になったんですが仕事中だったので何も出来ずにいて。撮影後に食事をしたのが偶然その道の駅だったんです。それで支配人にお話を聞いてみたら「1週間ほどウロウロしていて、飼い主はいないみたい」ということだったので、以前からもう1頭欲しいなと思っていたこともあって、この子を新しい家族に迎え入れたいなと思ったんです。ただネネとの相性が心配だったのですが、このまま放っておくと、いつ保健所に収容されるか分からないと言われたので決心しました。帰りの飛行機をキャンセルしてレンタカーを借りて、ペロを何とか車に乗せて東京まで運転して帰ってきました。かなり臭ったので、家にたどり着いてすぐ洗いたかったのですが、ネネとのことを考えるとこのまま何の知識もなく紹介してはいけないと思って、すぐ本棚に飛んで行って「多頭飼いするためには」というページを探しました。しかしあまり情報がなくて、何をするにも先住犬を先にという程度だったので、「それならできる!」と実践したところ、何の問題も起きなかったです。

O.B. ペロ君の年齢は獣医さんによるお見立てで判明したんですか?

ヒロコ 勝手に決めちゃったんですよ。ちょうど歯が抜け替わっていたので、5ヶ月くらいかなと思って。見つけた日の5ヶ月前を誕生日にしました。だってペロだけ誕生日が無いのは可哀想ですから。

O.B. ヒロコさんは保護犬の譲渡に強い関心をお持ちだそうですね。

ヒロコ 多くの人に新しい飼い主を探している犬がいることを伝えることが、まずは重要だと思っています。まだ情報伝達が十分ではないですよね。あとは悲しい現実がペットブームの背景にはあることを知ってもらい、最終的には繁殖業にも厳しい規制をもうけてもらえればと願っています。そこで私に出来る範囲で役に立つことは?と考えた時に、アメリカで見た情報番組の1コーナーを思い出したんです。ペットに関する番組ではないけれど、保護犬を連れてきて紹介するような短いコーナーがあるんですよ。日本でもこういうコーナーを作れないのかな?と考えています。

O.B. 私たちも「自分に出来ることからはじめよう」とONE LOVEを始めましたので、そういうヒロコさんのスタンスには非常に共感できます。

ヒロコ ニューヨークに住んでいた頃犬のマッサージを勉強した時に、No Killのシェルターを訪問して、犬たちにマッサージしてあげる機会があったんです。マッサージしてあげることで少しでも人間との触れ合いを増やし、ストレスを和らげ、貰ってもらい易い犬になるようにという目的で。その施設はとても明るい雰囲気で、ああいうシェルターが日本にもあると良いのになと思います。でも殺処分を減らすには、まずは増やすことを規制しないと、捨てられた犬たちの貰い手を探すだけでは解決しませんよね。

O.B. 最後に犬を楽しく飼い続けるためのメッセージをお願いします。

ヒロコ 人間と犬のコミュニケーションに興味を持つといいと思いますね、分かり合えた瞬間にはお互い大きな喜びを感じられるので。日ごろからとにかくよく観察して、自分の犬は何が一番好きとか行動パターンを知っていれば、しつけやゲームをしていても犬に対してどうしてほしいか伝えやすいですし、飼い主さんも一緒に楽しめますよ。あとは何でも過保護にしちゃうのは良くないですね。家族でルールを決めて、心を鬼にする時は徹底することで、楽しい時間をより楽しめるのだと思います。それと、家庭によってそれぞれ心地よい距離感や一緒に暮らす上でのルールがあると思います。私の場合、犬たちと家の中で家族同然に暮らしていますが、ベッドのシーツの中にまでは入ってきて欲しくないんです(笑)。ブランケットの上ならまだしも。犬たちもそれを分かってくれています。要するに、どちらかが我慢するんじゃなくて、お互いに快適な環境を作るためにはどうしたら良いか、常に考えていきたいと思っています。より一層楽しく暮らせる夢としては、日本でも、ニューヨークのセントラルパークのように、犬がオフリードでも散歩できる時間帯が出来れば良いなと思います。一度経験すると、やみつきになってしまうほど、素敵なシステムでした。それともう一つ変わってほしいこと。それは飛行機の中でのペットの預かり状況です。現行では、中型犬以上の犬は貨物室の一角に閉じ込められます。気温の調節はされているようですが、もう少し預けているスーツケースに比べ扱いに差をつけてほしいものです。他の乗客の方のことも考えると一緒に座りたいとまでは思いませんが、せめて飛行中に様子を確認にいけるようなエリアができればいいのにな、と願っています。

ヒロコ・グレース(ひろこ・ぐれーす)

『ヒロコ・グレースさんの公式サイト』
http://www.spacecraft.co.jp/hiroko/


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