ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

いよいよ本格的に始動する「ONE LOVEプロジェクト」。そのスタートを飾るべく、自他ともに認める愛犬家のシンガー・槇原敬之さんにご登場願った。2006年に亡くなった愛犬のフレンチブル“ユンボ”への想いをアルバム『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた』の楽曲に託した事は広く知られている。また、現在は道端に捨てられていたイヌを育て、愛情を注ぐ。そんな彼からのメッセージを届けよう。

捨てられていたイヌに出会った瞬間、
神様に試されているんだと感じた

ONE BRAND(以下、O.B.) 槇原さんの“イヌ好き”は有名ですが、捨てられていたイヌを拾って、いま育てているとか。

槇原 はい。いま、全部で7頭飼っていますが、そのうちの1頭は捨てられていたイヌ。犬種は……おそらくパグ。パグと他の犬種のMIXかもしれませんが。ご存じのように、ぼくはフレンチ・ブルドッグが大好き。その拾ってきたコも同じような“つぶれた顔”なので、6頭のフレンチブルたちとも仲良くやっています。

O.B. ONE LOVEプロジェクトは、そういった「捨てられるイヌ」を最終的にはゼロにしようというものです。また、イヌを捨てる人にもそれぞれの事情があるのでしょうが、もし、いまの日本の社会環境に理由があるなら、そこから考えてみようというもの。大きなテーマですが、槇原さんのように、ご自身も捨て犬を救って育てている方のナマの声は我々にとっても非常に参考になります。

槇原 じつは、今回の話を最初に聞いたとき「ああ、同じようなことを考えている人がいるんだな」と思ったんです。この問題、命に関わるものだけに、たしかに重いテーマですよね。でも、ぼくはもう少しシンプルに考えているというか、とにかく「飼っちゃえ」と思って。もちろん、社会の環境とか根本的な問題はあると思うけど、捨てられたイヌが目の前にいて、それを前にして自分が何をできるか。何もしないでいるより、とにかく何かをやろう、と。

O.B. アーティストとして、作品を通じて状況に一石を投じ、問題を解決してゆこうという選択もあるかと思いますが。

槇原 うん。アーティストとしての創作活動も含めて、自分にできることをやろう、ということです。まず言えるのは、こういった重大なテーマは、長いスパンで考えるべきだということ。長期戦だからこそ、アーティストだから創作だけしていればいいというのではなく、その瞬間その瞬間で、何かできることがあれば即、行動に移すべきだと思うんです。 もし、ぼくが大富豪なら、捨てられているイヌすべてを引き取って育てたいと思いますよ。でも、そういう問題ではないと思いますし。たしかに、捨て犬の問題は大きなテーマで、人間の社会の問題にも通じると思います。たとえば「自分の子どもさえ良ければ、よその子どもはどうでもいい」という親たち。そういうオトナの存在が捨て犬の問題にもつながっていると思う。じつは、いま飼っているイヌが道端に捨てられているのを見た瞬間、「これは神様に試されているんだ」と感じたんです。そして、大切なことは行動に移すことだと思った。

O.B. 実際に引き取って飼ってみて、感じることは?

槇原 じつは、最初は抵抗があったんですよ。自分は職業柄、ツアーに出て家を留守にすることも多いし、ちゃんと面倒をみられるだろうか、と。でもね、飼い始めてみると、やっぱり可愛い! それに、ほとんど何も教えなくてもトイレもできるし、全然ラクだった。うれしかったですね。「やっぱり神様はいる!」と思いました。「拾ってよかった?」と思いましたもん。ただ、短頭種のイヌは呼吸系のトラブルが多いので大変。いい病院を選ぶことが大切ですね。

O.B. 本当の愛情ですね。先程、「自分の子どものことしか考えない親」の話がありましたが、垣根を作って注ぐ愛が本当の愛かどうか。

槇原 そう。捨て犬の問題も「自分のイヌ」、「よそのイヌ」という考え方をしているうちは解決しないと思います。

イヌと触れあうことによって、
ニュートラルな感覚を取り戻すことができるんです。

O.B. 槇原さんのアーティストとしての活動に愛犬たちはどんな影響を与えていますか?

槇原 コンサートで多くのお客さまから喝采を浴びているとき、ぼくはアーティストという仕事をしていてよかったな、という充実感を感じることがあります。また、その歓びが創作活動を続けていく上での大きな励みにもなる。でも、それだけでは曲は書けないんです。ひとりの、ごく普通の人間としての感覚がないと、広い層に支持してもらえる曲は書けない。それは「生活感」と言い換えることもできるかもしれないけど、ぼくにとって、それを与えてくれるのがイヌたち。家に帰って、イヌたちのunchiを拾うことで「普通」に帰れるんです。アーティストとしてのスイッチがOFFになるからかなぁ。

O.B. ONとOFF、そのOFFの時間にイヌとの触れあいがある、と。

槇原 最近はONとOFFの境界も曖昧ですけどね。スケジュールも“イヌありき”で組んでもらっていますし(笑)。スタジオで録音するときもイヌを連れて行きます。録音って真剣勝負だから、ときに険悪なムードになるときもあるんですけど、そんなときにイヌがいると、ホッと場の空気が和むんですよ。

O.B. ツアーなど、自宅を長期留守にすることも多いと思うのですが、その時は7頭の愛犬たちはどうしているのですか?

槇原 1年のうち、約3カ月はツアーで家を留守にしますが、その間は、ここ『Dog Concierge & Community』で預かってもらっています。

槇原敬之(まきはらのりゆき)

1969年、大阪府出身。90年デビュー。翌年91年、3rdシングル『どんなときも』がミリオンセラーとなり、NHK紅白歌合戦に初出場。フレンチ・ブルドッグをこよなく愛し現在、同犬種複数頭を含め計7頭の愛犬と暮らす。

『公式サイト』
http://www.makiharanoriyuki.com/


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