ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

一人でも多くの飼い主さんが、大切な家族の一員である愛犬と一日でも長く健康に、幸せな時間を過ごせることを目標に、ドッグフードを販売しているワンズデリの代表、渡辺社長はご自身も愛犬家。殺処分される犬たちのために何か役に立ちたいと、ONE LOVEプロジェクトを支援くださっているサポートパートナーにもなって下さっています。犬たちへの想いを語っていただきました。

ONE BRAND(以下、O.B.) 国産・無添加にこだわったドッグフードで人気のワンズデリさんですが、渡辺社長がペットフード作りに関心を持ったきっかけは何だったのですか?

渡辺 もう亡くなってしまったのですが、以前、ナナというラブラドールを飼っていました。とても元気な子でしたが、7歳を過ぎた頃から、皮膚にトラブルを起こすようになってしまって…。いろいろ原因を考えているうちに、もしかしたらフードが原因かも?と思い、フードを見直してみることにしたのです。それまでは、ペットショップで購入した輸入品を与えていたのですが、友人に教わった、国産で無添加のものに切り替えたところ、皮膚の状態が改善!それでそのフードのメーカーさんにオーダーメイドのフードを作ってもらい、与え続けたら、毛艶もすごくよくなったんです。この話を犬友達にしたところ、口コミで広がって、「うちでも試してみたい」という人が増えてきたので、思い切って会社にしてしまいました(笑)。ちなみに、ナナはその後も元気で、大きな病気もせず、結局16歳まで長生きしました。

O.B. 国産・無添加にこだわっているのはなぜですか?

渡辺 できる限り安全なものをお届けしたいと思うからです。ワンズデリのフードの原材料(肉、魚、穀物類)はいずれも国産で、人間が食べるものと同じ品質のものを厳選して使っています。
ドッグフードの中には鮮度を保つために、防腐剤・抗酸化剤・合成保存料などを使っている商品もあるようですが、その点、ワンズデリでは作り置きせず、ご注文を受けてから作り始め、最短で3日、長くても1週間でお届けするようにしているので、保存料などの添加物を使う必要がないんです。いつでも新鮮で作りたての安全なドッグフードを、安心して愛犬に食べさせることができます。
最近は検査でアレルゲン(アレルギーの原因物質)を特定できるので、その結果を見て、「小麦抜きで」「鶏肉抜きで」といった具合に、アレルゲンを除去したフードを注文される方が多いですね。

O.B. 愛犬の健康への意識が高い飼い主さんが多く利用されているのですね。
7年前に販売を開始したころに比べて、犬や飼い主さんに変化を感じることはありますか?

渡辺 犬に関しては、アレルギーを持つ子が増えたように感じています。室内飼いが増えたためでしょうか、ハウスダストなどアレルゲンも多様化してきているように思います。また、人間と同じように糖尿病や心臓病を患う犬、肥満の犬も増えていますよね。良質なフードできちんと健康管理してあげる必要性が、ますます高まっていると実感しています。
飼い主さんに関しては、二極化が進んでいると思います。つまり犬の健康にすごく意識が高い方と、そうでもない方の差が大きい。フードに関してもすごく詳しく調べて情報や知識をたくさんお持ちの方もいれば、全く知識のないまま犬を飼われる方も。「ペットショップで生後2ヶ月くらいの子犬を買ったけど、何を食べさせたらいいかわからない!」というご相談を受けたこともあるんですよ。

O.B. 飼い主さんからの相談はよくあるのですか?

渡辺 電話やメールでのご相談をよくいただきます。明らかに病気である場合は獣医さんに相談できますが、そうでない場合は誰に相談していいかわからない、という方が多いようです。ご相談の内容はフードのことだったり、アレルギーのことだったり、いろいろですね。私たちはフードメーカーである以前に愛犬家なので、すべての犬に幸せになってほしいですから、どのご相談にもできる限り応じるようにしています。
本当は私たちの専門ではないのですが、先日はあるお客様から「生まれたばかりの子犬の引き取り手を探してほしい」と相談されて、飼い主探しに奔走したことも…(苦笑)。

O.B. フードに関する悩みにはどのようなものが多いのでしょうか?

渡辺 アレルギー以外で圧倒的に多いのは、「病気でもないのに愛犬がフードを食べない、小食で心配」という悩みですね。でも、病気の場合は別として、犬が食欲をなくすというのは、別段珍しいことではありません。夏バテしていたり、運動不足だったり、そもそも与える量が多すぎたりすれば、犬だって食事を残すのが当たり前。人間と同じで、年を重ねるごとに一回の食事量が減るのも、ごく自然なこと。だから私たちのアドバイスは「お腹がすけば、食べますから!」です。犬の健康に気を使い、食の管理をすることはとても大切なことですが、過干渉や過保護になってしまっては、犬も飼い主もハッピーになれません。こういった些細なことで、犬を飼うことを負担に感じてしまい、飼育放棄する方もいるようで、とても残念です。もっとおおらかな気持ちで、犬が本来持っている生命力を信じてあげてほしいと思います!

O.B. 残念ながら、飼育放棄され保健所に持ち込まれる犬が後を立ちません。ワンズデリさんは、私たちONELOVEの活動にもご協力してくださっていますが、保護犬や殺処分の問題に対しては、どのようなご意見をお持ちでしょうか。

渡辺 保護犬には新しい飼い主をみつけてあげたいし、殺処分から1頭でも多くの犬を救ってあげたい…。愛犬家の1人として切に願います。現在、売上の一部をONELOVEさんへの寄付に充てさせて頂いているのも、そのためです。
でも本当は、保護犬を生まないようにしないと、問題の根本的な解決にはつながらないですよね。安易に犬を買えてしまう今の商習慣を見直したり、命の大切さを子どものころからもっと学ぶ機会を増やしたりすることが必要ではないでしょうか。私たちも、食を通じて、犬と暮らす楽しさや素晴らしさを多くの人に知ってもらい、もっと犬が住みやすい社会を作るお手伝いをしていきたいと思っています。
最近は、皆さんの努力が実って、保護犬を引き取って飼う人も増えているように感じています。ただ、まだ保護犬の存在自体を知らなかったり、知っていても、引き取る方法を知らない方もいらっしゃるようです。例えば東日本大震災の後、「被災犬を引き取りたいけど、どこに申し込めばいいのかわからない」という声を聞いたことも…。どこで、どのような手続きを踏めば保護犬が引き取れるのか、信頼できる保護団体はどこか、など、保護犬に関する情報が一般の方にもっと届きやすくなるといいですよね。この点は、ワンブランドさんなどマスコミの皆さんの力に期待しています!

O.B. はい、がんばります!
最後にワンズデリさんの今後の目標を教えてください。

渡辺 目標は、愛犬に安心して与えられる上質なフードを作り続けることです。特に最近はアレルギーの犬が本当に増えているので、アレルギーになる前から予防の一環として、低アレルゲンフードを与えることを、飼い主の皆さんに推奨していきたいと思っています。また、アレルギー性の皮膚トラブルに対応したクリームやシャンプーの開発にも取り組んでいます。もちろん原材料には、犬が舐めても大丈夫な、安心・安全な素材を厳選。すでにクリームは販売中ですが、「安心して使える」と、ご好評をいただいています。将来的には、フードとボディケアを合わせて、トータルなアレルギー対策を提案していきたいですね!
飼い主の皆様が、大切な家族の一員である愛犬と一日でも長く健康に、幸せな時間を過ごせるよう、お手伝いしていくことがワンズデリの使命。今年で開業7年になりますが、今後もこの使命を全うできるよう、頑張っていきたいと思っています!

O.B. 渡辺さん、ありがとうございました!

渡辺祐子(わたなべゆうこ)

『ワンズデリ』
http://www.ones-deli.jp/