ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

強力なサウンドとパフォーマンスで次世代ロックのリーダー的存在と評されるバンドRIZE。そのボーカルとして活躍するJESSEさんは激しいパフォーマンスで観客を魅了する一方、プライベートでは良き愛犬家であり、ひとり娘の優しきパパでもあります。愛犬バンビ(トイ・プードルとウエスト・ハイランド・ホワイトテリアのミックス)との出会いのエピソードを始め、「犬は相棒」「手助けしたいことがたくさんある」と語る、犬への思いをじっくり伺いました。

犬は、人間の相棒になるためにこの世に
生まれてきたんじゃないかと思う。
ピンチのときには助けてくれる、そんな存在。

ONE BRAND(以下、O.B.)愛犬のバンビちゃん(メス5歳)との出会いを教えてください。

JESSE ツアーで鹿児島にいたとき、リハーサルに向かう途中でペットショップに立ち寄ったんです。そんなこと普段しないんだけど、なぜかギターを担いだままフラッと。小さなパピーたちに混じって、4、5ヶ月くらいに成長してたのがバンビ。ほかのコに比べて値段がものすごく安くて、きっと相当売れ残ってたんだと思う。店の人に「売れ残ったらどうなるの?」って聞いても明確な答えをくれなくて…。それっていろいろ考えちゃうじゃないですか。

O.B.そうですね…。

JESSE 値札の横に三重県生まれって書いてあって、コイツ、三重で生まれてトラックで連れて来られたんだろうなって思った。バンドやってると移動の大変さがよく分かるんですよ。関西方面から九州に向かうのって相当時間かかるし、ホントにしんどい。コイツも同じ経験をして、きっと音が怖かったり、人が怖かったりして、店に着いても愛想良くなんてできなかったんだろうなって、そんな風に思いながら、とにかくその日は一度帰って。翌日また会いに行ったんです。アイツがまだいたら引き取ろうって決めて。でもツアーの最中で、あと1ヶ月は東京には戻れないって状況だったから、その1ヶ月だけ店で預かってもらうように頼んだんです。その場で自分のベルトの端を切ってバンビと一緒に置いてきました。俺の顔は忘れても、これが俺の匂いだから覚えておけよって。お前を絶対に迎えに来るからなって。

O.B.1ヶ月後の対面はいかがでしたか?

JESSE 縮こまってずっとビクビクしてたんだけど、ベルトを渡したらすごい勢いで駆け寄って来て。俺、感動でもういっぱいで。嬉しそうにずっとピョンピョン飛び跳ねててさ、こんなにジャンプ力あったの!?てビックリするくらい。その瞬間、お前はバンビだ!って名前が決定した(笑)。 保健所の犬たちを思うと、どう考えても人間が悪い。俺ね、犬って人間のために進化してきたと思っていて。人間の相棒になるためにこの世に存在してるんだって。今の日本に野良犬はいないし、人間がいないと犬はもう生きていけない。面倒見れないとか、ワクチン接種についてとか、犬に関する問題の責任はすべて人間側にあると思う。

O.B.犬との関わりについてそのような考えを持つようになったのはいつ頃からですか?

JESSE 両親の影響が大きいですね。赤ん坊のときから犬と一緒に生活してたし、母親なんて人間より動物を愛せ、 というほどの人だから(笑)。

愛犬に心を向ければ向けるほど
子供の気持ちにも敏感になれた

O.B.ご自身で犬を迎え入れたのは?

JESSE バンビが初めてですね。動物は大好きだけど、大人になってからは家にほぼいないような生活だったし、サボテンも枯らしちゃうようなタイプだったから。動物と暮らすにはまだ早いって母親にも止められてた(笑)。『寂しさを紛らわすような生活をしているようじゃ、ムリよ』って。まずトマトを育てなさいって言われてましたね。ちゃんと収穫できたら、その次は動物を迎え入れてもいいかもねって。だから俺、トマト植えましたもん。ちゃんと自分で育てましたよ(笑)。

バンビと暮らし始めたのは娘が産まれる1年前のことなんだけど、子供が産まれるときには犬にいてほしいってずっと思ってたんです。でも、とにかく今までがそんな生活だったから慣れるまでは大変だった。コイツものすごい暴れん坊だったから(笑)。バンビがじっと俺の目を見つめても何を要求しているのか最初は気づいてあげられなかった。それが段々と、腹が減ってるのか、トイレに行きたいのかって分かるようになって。そうしたら、娘が赤ちゃんのとき、何となく気持ちが理解できるようになったことに気付いた。犬も赤ちゃんも喋れないのは同じだから、バンビに心を向ければ向けるほど、娘の気持ちも分かるようになったんです。バンビのおかげですね。 バンビといると、自分が男でも父親でもJESSEでもなくなる。何て言えばいいかな、ホントにピュアな自分になれる。バンドマンって家を空けることも多いし、犬と暮らすか諦めるか、ギリギリのところにいる職業だと思うんだけど、でも、一番犬を必要としてる人間でもあると思う。歌を書くときには、すごく心を動かさなきゃいけないし、そんなとき心をなだめたり、おさめてくれる存在が犬。バンビの存在は大きいです。

O.B.現在、犬用グッズを制作中と伺いました。

JESSE 犬グッズのブランドさんとコラボして洋服を作ってます。車の危険から守るリフレクター付きの洋服でイメージはアメリカのファイアーマン(消防士)。実家住まいのころ愛犬を交通事故で亡くして辛い思いをしたので、人間の不注意さえなくせば交通事故はなくなるという気持ちを込めました。犬は人間の相棒で、ピンチのときに助けてくれるファイアーマンみたいな存在でもあると思うしね。デザイン性だけじゃなく、きちんと意味のあるものを作っていきたいです。

O.B.売り上げの一部を寄付されるとか。

JESSE ガンや病気の治療、保護犬のこと、手助けしたいことがたくさんあると実感してます。今はいろんな人と会って、たくさん話を聞いて、自分がどう役に立てるか勉強している真っ最中。しっかり準備を整え、本当に役立つことを探してサポートしていきたいと思ってます。

JESSE(ジェシー)

1980年生まれ、東京都出身。アメリカ国籍。97年にラップとハードコアを混ぜたミクスチャーロックバンドRIZEを結成、ボーカリスト・MC・ギタリストとして、00年シングル『カミナリ』でデビュー。国内ツアーや数々の大型ロックフェスに出演するほか、アジア各国での公演や全米ツアーを成功させるなど活躍の場を海外にも広げている。さらに、ファッションブランドのプロデュースや、ファン参加型プロジェクト〝Stand Up!〟の立ち上げ、同プロジェクトから結成されたソロバンド〝The BONEZ〟など、多岐に渡る才能を幅広いジャンルにおいて発揮している。

『RIZE オフィシャルサイト』
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『The BONEZ』
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