ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

special interview

犬にとって一番大事なものは何か。それは豪華な家や大きな庭でもなくて、飼い主との『時間』だと思うんです。 輝く笑顔と抜群のスタイルで人気のトップモデル、RINAさん。4年ほど前から保護犬シェルターでのお手伝いを始めたそう。そんな保護犬との繋がりや愛犬との日々のなかで感じること、犬たちへの思いを伺いました。撮影当日は愛犬のBOBBY(ビーグル6歳オス)ととも に、仲良しの元保護犬2頭(KONA、BINGO)も参加。息の合ったポージングで現 場を大いに和ませてくれました。

ONEBRAND(以下OB) 子供の頃から犬が好きなんですか?

RINAさん(以下RINA) 犬だけでなく動物が好きで、また好かれるんです(笑)。全く人に懐かない猫がゴロゴロいいながら寄ってきたりするので驚かれることが多かったです。私の特徴に鳥の鳴き真似があるんですけど(笑)、鳥たちも呼ぶと答えてくれます。

子供の頃にブラジルで一緒に暮らしていたのはラブラドールレトリーバーのBOBBY。父の日本への転勤で親戚に預けなければならなくて、それはとても辛い思い出です。一緒に暮らしていた間は楽しいだけではなくて、いっぱい心の支えになってくれた犬でした。

OB ブラジルと日本で犬と人との関わり方の違いを感じることはありますか?

RINA 日本では愛犬家というジャンルが存在しているように感じます。「わんちゃん大好きなんです!」という方が多くいて、犬といるとよく声をかけられます。犬について熱心に勉強されてる方も多いですよね。ブラジルは犬や他の動物がいても当たり前、という感じで「可愛い〜」と寄ってくる人もあまりいません。そういう意味では人慣れしていない動物にとっては気楽な場所かもしれない。

OB 毎日お忙しいと思いますが、散歩などのお世話は大変じゃないですか?

RINA 朝起きたときと家に戻ったときにまずするのがお散歩。これは義務というより、私にとって一番楽しくてストレス発散でもあるから。陽のある時間はコースを決めず、知らない道を旅してみようという感覚でどこまでも歩いてみる。陽が落ちた時間なら、光のある商店街やお店めぐり、お友達とカフェでお茶やワインまで、どこまででも付き合ってもらってます(笑)。休日は自然に近づきたい性分なので、海、山、湖のある場所へハイキング。代々木公園のドッグランにも行きます。BOBBYは、人も犬も、どんな環境でも楽しんでくれるので、その時の気分で自由に行き先を選んでいます。

散歩、食事、遊び、どんなアクティビティも必ずそれなりに時間が要りますが、BOBBYに使う時間は削ぐことのできないもの。心身ともに健康で長生きしてもらうために、犬にとって一番大事なことは何かを年々よく考えるようになりました。それは豪華な家や大きな庭でもなくて『時間』なんだと思います。いかに時間を作るか、これは忙しい日々のなかで一番のチャレンジかもしれません。慌ててのお散歩、食事、やってるつもりの遊びは犬にはすぐ分かってしまいますから。

困ったときに頼ったり情報交換するのは、日本の家族であり仕事仲間でもある犬友だち。私の故郷がブラジルということもあり、年2回の帰省を年以上続けてきたので、この間預けられる人は必須です。安心して預けられる友人がいなければBOBBYと暮らすことはできませんでした。友人は熱心に犬を研究していて、新たな発見があるとすぐ連絡をくれるんです。楽しくて、今も一緒にいろいろなことにチャレンジしています。最近は手作りフードについて情報交換中!

私たちにできるのは、語ること。伝えること。
明るく健康な心を持って伝え続けていきたい。

OB 保護犬の存在を知ったのはいつ頃ですか?また、日頃行っている活動について教えてください。

RINA 以前からブラジルの巨大シェルターの活動や、世界中の里親探しの施設の情報は気にして目にしてきました。直接関わったのは約4年前、友人が保護犬を引き取りたいとのことでシェルターに同行したことがキッカケです。散歩のお手伝いや里親会の告知など、出来る範囲ではありますがやらせていただいています。それから、仕事仲間や周りのすべての人たちに、犬との出会いから暮らし、心得、現状などをお話ししています。

私の場合、活動といえるレベルではありませんが、どんなにたくさんの著名人や人々が声をあげてもキリのない状況に落ち込むこともたくさんありました。でも、諦めずに伝えていきたい。供給過多のペット業界の存在、これは売る側と飼う側の両方の問題があると思いますが、また一方で、動物と暮らす楽しさなど、犬との暮らしの始まりから最期までを、『当たり前』の基準値が変わるまで、ポジティブに伝えていけたらと思います。

OB 日本の殺処分の現状をどのように思われますか?

RINA 表に出てくる問題は氷山の一角。処分される犬の数は表に出るけど、生殺しのような飼い方などはなかなか表に出てきません。犬だけでなくすべての動物、母なる自然に近い存在に背くことがどういうことか、ほんの少しでもちゃんと考えたら見えてくることだと思いますが、そのことを浸透させるのはとても難しいことです。心がつぶれそうになる瞬間もありますが、なるべくポジティブに、すべての視線を伝えていきたいです。

私たちにできるのは、語ることと、伝えること。そしてジェラシーが湧くくらい、犬との楽しい生活を見せつけること(笑)。目を背けたくなるような悲しい犬たちの存在や現実がある限り、みんなで一緒に伝え続けていきましょう。そして、どこかで関わる機会があったら、どんなときも健康で明るい心で、否定せず、ポジティブに対応していきましょう。可哀想な心では動物は救えませんから。

OB 最後に、RINAさんにとって愛犬はどんな存在ですか?

RINA ベストフレンド、心の友。健康的なライフスタイルの基盤になってくれ、同時に、健康な心でいることの重要さを教えてくれました。そのことを実践す日々にも感謝です。人は感情から脚色することが多いですが、BOBBYといることで動物的なものの見方と判断でよりシンプルなマインドになり、仕事がいっそうスムーズになったこともラッキーだと思います。BOBBYは私と一緒にいろんな経験を積んできただけあって、ものすごく状況判断が早い犬。人や環境にすぐ順応できるのに、遊ぶときはマックス!楽しい犬です(笑)。彼を誇りに思います。

人は言葉や笑顔でごまかしがきくかもしれないけど、犬は絶対にだますことができないし、だまされない動物。そんな動物と共に暮らす喜びと醍醐味を、日々の暮らしで実感しています。

RINA(りな)

ブラジル出身。イタリア系ブラジル人の母と日本人の父を持つ。スカウトをキッカケにモデルデビュー。数多くの女性ファッション誌の表紙を飾り、2008年から約5年間、MISSのカバーガールを務める。現在もCLASSY、DOMANI、andGIRLなど多くの雑誌やCMで活躍中。類いまれなプロポーションと服を選ばないスイートな表情にファッションブランドからのリクエストが絶えない。ナチュラルでヘルシーなライフスタイルも注目を集め、その自然体な美しさが女性たちに支持されている。