ONELOVE すべての犬に愛と家族を。

ONE LOVE Info

2018.08.30(木) 14:35:02

知りたい!動物愛護への取り組み【取材協力:環境省】 Vol.24
万全ですか?ペットの迷子対策 ~マイクロチップ装着でペットを守ろう!

 「雷や花火の音に驚いて、愛犬が脱走してしまった」「旅行先でちょっと目を離したすきに、愛犬がいなくなってしまった」「キャンプに愛犬を連れて行ったら、森の中ではぐれてしまった」「暑いので窓を開けておいたら、猫が逃げ出してしまった」‥など、夏はペットが迷子になるリスクが比較的多い季節です。飼い主の皆さん、「うちの子は、呼べば戻ってくるから大丈夫」、「家から勝手に出たことがないから、大丈夫」などと油断していませんか?

 「迷子になっても、警察や保健所に行けば見つかるはず」と思っている方もいるかもしれませんが、決してそうとは限りません。迷子になった犬や猫は想像以上に遠い場所まで移動することがあり、想定している地域内ではみつからないケースも多いのです。また、保健所等に保護された時に所有明示がないと、飼い主がわからず返還ができません。

迷子になった場合に備え、ペットの身元がわかるようにしておくのは、飼い主の大切な役割です。動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)でも、「飼い主の連絡先を示した首輪や名札、マイクロチップ、脚輪」などを装着することを求めています。今回は、このうち、マイクロチップによる個体識別の方法について解説します。

 

■マイクロチップはペットの身元表示に有効

マイクロチップとは

 マイクロチップとは、長さ8mm~12mm、直径2mm程度の円筒形の電子標識器具のことです。マイクロチップには15桁の固有の数字がデータとして記憶されており、専用の読み取り機(通称「リーダー」)を使って、そのデータを読み取ることができる仕組みになっています。ペットにマイクロチップを装着し、飼い主情報を登録していれば、迷子になって保護された際、自治体や動物病院の担当者がリーダーでマイクロチップの情報を読み取り、飼い主さんに連絡をとることができます。

 

装着方法について

 動物病院で、獣医師が専用のインジェクター(チップ注入器)を使って、皮下(一般的には首の後ろ)にマイクロチップを埋め込みます。

 健康に問題がなければ、犬は生後2週齢、猫は生後4週齢くらいから装着が可能で、1度装着すれば半永久的にリーダーを用いて読み取ることができます。マイクロチップにはICやコイル等が内蔵されていますが、安全性の高い動物の個体識別(身元証明)の方法として世界中で広く使用されています。なお、マイクロチップ装着時に犬や猫が感じる痛みは、普通の注射と同じ程度だと言われています。

 

■マイクロチップ装着後には必ずデータ登録を!(平成30年8月現在)

 装着するだけでは意味がありません。装着後、必ずマイクロチップ情報について管理している日本獣医師会のAIPO事務局に「データ登録」を行ってください。登録は次のような手順で行います。

 ①登録用紙の郵送

  装着した動物病院で登録用紙を受け取り、飼い主の氏名や住所、電話番号などを記入し、AIPO事務局に郵送する

 ②登録完了

  登録が完了すると、AIPO事務局から「登録完了ハガキ」が届く

 この登録が終わって初めて、マイクロチップの情報を読み取り、飼い主さんに連絡を取ることができます。逆に言うと、装着してもデータ登録が完了していなければ、飼い主の連絡先がわからないので、迷子のペットを飼い主の元に戻すことはできません。

 また、引っ越し、譲渡などで飼い主さんが変わった時など、登録内容(特に電話番号は重要)に変更が生じたときは、必ずAIPO事務局に連絡してデータ内容の更新手続きを行ってください。

マイクロチップの装着やデータ登録の費用

 マイクロチップの装着費用は、動物病院によって異なりますが、目安としては数千円程度です。また、データ登録の費用は、別途1000円をAIPO事務局に支払います。

 マイクロチップ装着・登録推進事業の一環として、装着費用の一部助成を行っている自治体もあるので、確認してみるとよいでしょう。

 

■マイクロチップだけで安心するのはNG!二重、三重の対策を

 マイクロチップが役に立つのは、迷子になった犬や猫が幸運にも事故等に遭わず保護された場合のみです。保護される前にケガをしたり、命を落としてしまうペットがいるのも現実です。迷子対策の基本は迷子になってから行うのではなく、あくまでも日常生活における対策です。日頃から、迷子にならないように十分注意し、飼養環境を整えておきましょう。

<迷子防止のためにできること>

・ペットを庭などで放し飼いにしない

・犬の散歩中は必ずリードをつけ、放さないようにする

・ドアや門をしっかり閉めて、犬や猫が脱走できないようにする

・首輪がゆるんでいないか、確認する

・発情期は特に脱走に注意する

・名前を呼んだら戻るようにトレーニングしておく(犬の場合) など

 また、マイクロチップを装着していても、リーダーのない動物病院や警察等に保護された場合は、飼い主さんの情報を読み取ることができません。犬の場合には、鑑札と注射済票に記載されている番号から飼い主さんに連絡を取ることが可能ですが、それとは別に外から見える「迷子札」を首輪につけておくことも有効です。

 ペットの身元表示はマイクロチップだけに頼らず、二重、三重の対策をとることが大切なのです。

 大切なペットを迷子によって失わないための対策は、飼い主さんにしか行うことができません。日頃から迷子予防を心がけ、万が一、離れ離れになってしまったときにも、確実に身元が判明し自宅に戻れるよう、マイクロチップや鑑札等、迷子札などでしっかりと対策を行ってください。

いなくなっても「そのうち帰ってくる」とのんびり構えず、すぐに探しましょう。

<画像クリックで拡大画像が表示されます>

 


◯ 環境省 <<人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト>>


SUPPORTER サポーター募集中!

詳しく見る

累計寄付金額42,882,338円

寄付実績

パートナー



当サイトのリンクについて