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2017.12.26(火) 16:14:18

【環境省コラム】知りたい!動物愛護への取り組み Vol.15
茨城県「小学校での動物ふれあい教室」

ONE BRANDマガジンで人気連載コーナーだった「環境省コラム」がONE LOVE WEBでもスタートしました。動物の命を大切にし、やさしさあふれる人と動物が共生する社会の実現を目標とした「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」の中で、全国の自治体が取り組んでいる事例の数々を、ひとつずつお伝えしていきます。

 

今回は茨城県が県内の小学校で開催している「動物ふれあい教室」についてご紹介します。

 

■元保護犬の「ふれあい犬」とともに小学校を訪問

茨城県が県内の小学生を対象に行っている「動物ふれあい教室」は、もともと平成元年に小学校飼育動物健診を主な目的とした「学校獣医師設置推進事業」として、県獣医師会に委託する形でスタートしました。平成25年からは、県主体の事業に切り替え、県の動物指導センターの職員が小学校を訪問し、子どもたちに命の大切さや終生飼養の重要さを伝える出前授業を行っています。

 

出前授業は低学年(1~3年生)と高学年(4~6年生)とで、内容を分けて行っており、低学年の場合は、まず、犬と接するときの注意点を職員が解説したあと、小学生と飼い犬を主人公にした紙芝居、その後、センターから同伴した「ふれあい犬」との触れ合いを楽しむことを行っています。一方、高学年向けの授業では、紙芝居の代わりに、動物指導センターの役割や茨城県における犬や猫の殺処分の現状を説明する講義を行い、終生飼養の大切さや飼い主の責任、守るべきルールなどを伝えています。

子どもたちが一番楽しみにしているのは、やはり、ふれあい犬との触れ合いタイムです。現在、センターでは3頭のふれあい犬が活躍していますが、3頭はいずれも元保護犬。保護された後、健康状態や気質を確認した上で、ふれあい犬としてのトレーニングを施した犬たちです。

 

最近は、自宅で犬を飼っていないなどの理由で、犬と触れ合った経験がほとんどないという子どもも少なくありませんが、触れ合っているうちに、少しずつ慣れて、みんなが笑顔になっていきます。

 

■聴診器で心臓の鼓動を確認。動物への優しさを育む時間に

ふれあい犬とのふれあいタイムでは、聴診器を使って犬と自分の心臓の鼓動を聴き比べる試みも行われます。もちろん、多くの子どもたちにとって、聴診器で心臓の鼓動を聞くのは初めての経験。子どもたちからは、「どうして、犬の心臓の音の方が早いの?」という質問が寄せられることもあるそうです。

茨城県の担当者は「子どもたちからの質問には、職員がすぐに応えたり、一緒に考えるように促したりして、子どもたちの気付きが学びに繋がるように努めています」と話しています。

 

また、ふれあい犬と出会ったことによって、動物への恐怖心が薄らいだり、動物を可愛いと思う気持ちが芽生えたりする子どもも見られます。先日、ふれあい犬になったばかりの団十郎がふれあい教室に「デビュー」した際には、生まれて初めて大勢の子どもたちに囲まれて、緊張している団十郎を見て、ある低学年の女の子から「なぜ、団十郎は震えているの?」という質問があったそうです。職員が「団十郎は、ふれあい教室に来るのは初めてだから、緊張しているんだよ」と答えると、その女の子は「私と一緒だ!私も初めてのところに行くと緊張するんだよ」と言い、団十郎に「緊張しなくても大丈夫だよ。こわくないよ」と優しく話しかけていたそうです。

 

県の担当者は「その女子児童は、もともと犬を少し怖がっていたのですが、自分と同じように犬にも感情があることを知って、親近感をもつことができたようです。こんなふうに、犬との触れ合いがきっかけで、子どもたちが動物に関心をもち、動物も自分たち人間と同じ命をもっていることを肌で感じとってもらえるよう願っています」と話していました。

 

茨城県では、次世代を担う子どもたちの育成のために、今後も引き続き県内の小学校で「動物ふれあい教室」を続け、適正飼養や終生飼養の大切さ、そして動物愛護の精神を子どもたちに教えていくことにしています。

 

 


◯ 環境省 <<人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト>>


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