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2017.07.07(金) 18:20:56

ニッポン放送 「ペットと一緒に」vol.36
エアコンをつけての留守番でも愛犬や愛猫が熱中症に!注意点と予防策

エアコンをつけて外出したのに、留守中の愛犬や愛猫が熱中症で命を落としてしまうという悲しい出来事が夏には多発します。なぜ? その理由と留守番時の熱中症対策をご紹介します。

 

ゲリラ豪雨で停電

犬や猫は、人間よりも熱中症にかかりやすい体のしくみをしています。人間のように全身で発汗しながら熱を体外に逃せないからです。

 

そんな犬や猫を留守番させるとき、みなさんも夏場はエアコンをつけて外出していると思います。設定温度は、犬種や年齢や体質によって異なりますが、犬がいる場所の温度が22~26度くらいが目安と言われています。

 

室温の高さももちろんですが、湿度が高いと熱中症は発症リスクがアップするので要注意。その意味では、扇風機をかけても室内の湿度を下げられないため、ペットの熱中症予防にはあまり効果がありません。

 

やはり、湿度を下げられるエアコンがベスト。梅雨の時期は気温が高くなくても湿度が高いと熱中症になりやすいことも心得て、ぜひエアコンの活用を。とはいえ、除湿モードを選択しないでもOK。通常の冷房モードでも室内の湿度は十分下がるので大丈夫です。

 

夏場はエアコンを活用して熱中症対策を

 

さて、そのエアコンには実は盲点があります。停電になると運転が停止してしまうということです。梅雨前線の活発化による豪雨、台風、ゲリラ豪雨などが原因で停電してしまった場合、窓を締め切った室内でエアコンが停止してしまったら……。室温は急上昇し、犬や猫は熱中症の危険にさらされてしまいます。

 

実は、筆者も外出中の停電を経験し、愛犬を残した自宅に急いで帰った経験があります。

 

停電に備えての対策

筆者は停電から1時間ほどで帰宅できたので、愛犬はなんとか無事でしたが、そのときに得た教訓としては

■外出時には、風が少しでも通るように2カ所の窓を少しだけ開けておく

■屋外からの熱気を遮断するため、窓辺のレースカーテンはすべて閉める。西日などが射す窓は遮光カーテンでブロックする

■保冷剤を仕込めるベッドや、冷感ベッド、アルミマットなどの「ひんやりグッズ」を設置

■飲み水を2~3カ所にたっぷり置いておく

■充電式や電池式などの扇風機を念のためつけておく

といった対策を講じることでした。

 

実験したのですが、というかいつも実践しているのですが、愛犬が留守番をするリビングの冷房はつけておき、リビングから仕切りなく続くダイニングとキッチンの窓を開けておいても、リビングはちゃんと冷えていました。

 

残念ながら窓を開けながらのエアコン使用は省エネにはなりませんが、万が一の際に愛犬が熱中症で死亡してしまうリスクには変えられません。

 

窓には、防犯対策をバッチリと行って外出してください。

 

窓を開けて外出するときは防犯対策を。写真は網戸ストッパー(網戸ロック)使用例

 

最近は、ペットのための「ひんやりグッズ」も充実してきています。

 

留守中の愛犬は寝ていることが多いので、巨大な保冷剤をガーゼタオルで包み、ドッグベッドに置いてあげるのもひとつ。保冷剤が仕込めるベッドなども多数販売されています。

 

我が家の愛犬たちは、アルミマットの上がお気に入り。筆者も夜中にトイレに行く際に間違えてアルミマットを踏んだりしますが、あまりの冷たさに「うわっ」と驚いてしまうことも。ちなみに、アルミの純度は高いほうが保冷効果が高いとされてます。

 

我が家の夏の定番。愛犬お気に入りのアルミマット

 

人感センサーが危ない!

取材先の複数の獣医師から聞いたところ、最近、エアコンの省エネ機能によって、停電ではないのに冷房が停止してしまい、熱中症になる犬が増えているそうです。

 

人の動きを察知して、人がいる場所を重点的に冷やす(冬場は暖める)「人感センサー」と呼ばれるような機能は、大人の胸部のあたりの動きを察知するように設計されているものが多いため、犬や猫の動きには反応しづらいのだとか。

 

そのため、誰もいないと勘違いしたエアコンが自動で停止してしまうケースもあるというわけなのです。

 

局地的な停電もあるので、夏場は外出中も携帯電話でこまめにニュースのチェックして

 

熱中症は、発症すると症状がどんどん進行して多臓器不全を起こし、最終的には死に至ります。

 

「熱中症で動物病院に運ばれてきても、すでに腎臓などの機能が回復できないほどダメージを受けてしまっていて、助けてあげられないことが多い」と、取材してきた獣医師の多くは語ります。

 

ペットの留守番時に限っては、省エネは考えず、夏場はエアコンを冷房モードでつけっぱなしにして、さらには、窓を開けたり、一度充電すると約10時間の連続運転が可能な扇風機などを併用するなどして、留守時にもペットの熱中症対策を万全にしておいてあげてください。