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ONE LOVE Info

2017.06.10(土) 10:00:20

【環境省コラム】知りたい!動物愛護への取り組み Vol.2
愛知県「保護された幼齢犬猫対策」(ミルクボランティア)

ONE BRANDマガジンで人気連載コーナーだった「環境省コラム」がONE LOVE WEBでもスタートしました。動物の命を大切にし、やさしさあふれる人と動物が共生する社会の実現を目標とした「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」の中で、全国の自治体が取り組んでいる事例の数々を、ひとつずつお伝えしていきます。

 

今回、ご紹介するのは愛知県の取り組み。保護された離乳前の幼齢犬・猫を対象に、哺乳などのケアを行う「ミルクボランティア」の活動をご紹介します。

 

離乳前の幼齢犬と幼齢猫の命を守るボランティア

離乳前の幼齢犬・猫は飼育が難しく、保護されても命を落としてしまうケースが多く見受けられます。これは、離乳前の幼齢犬・猫を譲渡できる状態にまで育てるには、大変な時間と人手を要するからです。これまでも愛知県動物保護管理センター(以下「センター」)では、収容された離乳前の幼齢犬・猫を、動物愛護団体に預託していましたが、一時期に集中するため、手が回らず、多くを殺処分せざるを得ませんでした。

 

そこで、センターでは、平成28年度から「ミルクボランティア」を募集し、収容された離乳前の幼齢犬・猫の飼育の預託を、従来の動物愛護団体に加えて個人へと拡大する事業を開始。現在までに、5名のボランティアに犬2頭、猫35頭(平成29年5月現在)の飼育をお願いしました。

 

ミルクボランティアの応募条件は、主に次の4点です。

 

①愛知県内在住の20歳以上であること

②犬や猫を飼育できる住環境があること

③自宅に犬や猫がいる場合は、予防接種をしているなど適正に管理していること

④センターまで犬・猫を車で送迎することが可能であること

 

これらの条件を満たした応募者は、センターが開催する講座で、ミルクボランティアの意義や具体的なケアの方法を学んだ上で、実際に自宅で離乳前の幼齢犬・猫を一定期間、飼育します。そして離乳が終わった犬や猫はセンターに戻され、譲渡会等を経て希望者に譲渡されていくことになります。

 

■1頭でも多くの犬猫を新たな飼い主のもとへ

ミルクボランティアにより飼育された猫7頭が、センターから新たな飼い主へ譲渡されました。愛知県の担当者は「さらに、この事業を充実させたい」と話しており、平成29年度もミルクボランティアの事業継続を決定、より多くの信頼できるミルクボランティアを確保するため、ボランティアを追加募集する予定です。

 

今後は、主な課題として

 

①ミルクボランティアの方にセンターの趣旨をよく理解していただき、ルールを遵守してもらうこと

②ミルクボランティア個人との信頼関係を築くための体制を整備すること

 

などに取り組むほか、ボランティアの方々を対象にしたアンケートを実施して意見を集め、より良い体制づくりに反映していくことにしているということです。

 

 

愛知県では「ボランティアの皆さんと協力し、1頭でも多くの離乳前の犬・猫を飼育し譲渡することで、殺処分される犬や猫を減らしていきたい」としています。

 

〇愛知県健康福祉部保健医療局生活衛生課

〒460-8051名古屋市中区三の丸3-1-2

電話:052-954-6298

URL: http://www.pref.aichi.jp/soshiki/eisei/

 

 

◯ 環境省 <<人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト>>