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2017.05.26(金) 18:02:55

ニッポン放送 「ペットと一緒に」vol.30
愛犬が落ち着かない理由は、飼い主が原因!?

飼い主さんの心理状態は、愛犬にとても影響します。

愛犬が落ち着かなかったり、不安そうにしていたり、自信がなさそうにしているのは、もしかすると飼い主さんの気持ちをそのまま汲んでしまっているからかもしれません。

 

犬の共感能力がマイナスに働くと…

犬は、動物の中でもっとも知能指数が高いと言われている猿よりも、人間の感情をよく理解できます。

 

人間の「指差し」た先を目で追う動物は、犬のみだったという実験結果もあります。

 

だからこそ、介助犬やセラピードッグなどとして活躍できると言えるでしょう。

 

ところが、そんなすばらしい人間との共感能力がマイナスの方向に働くと、家庭犬としての生活には落とし穴も!

 

飼い主さんの気持ちをあまりにも敏感に汲み取りすぎてしまい、まるで鏡で写したかのように同じようなテンションに犬もなってしまうのです。

 

愛犬の興奮をなかなか抑えられないとか、飼い主さんが出した指示が伝わっていないようだと感じることはありませんか?

 

その原因は、実は飼い主さんにあるかもしれません。どんなにトレーニングを重ねても、たとえ長い間しつけ教室に通っても、そもそも飼い主さんが焦っていたり、不安そうだったりすると、愛犬も引きずられてしまう可能性が大きくなります。

 

「飼い主さんが元気なさそうだからボクもなんかテンション下がり気味だよぉ~」

 

 

愛犬が吠える&指示が入らないのは

たとえば散歩中、すれ違う犬に吠えないか心配していると、その飼い主さんの緊張感は間違いなく愛犬に伝わっているでしょう。飼い主さんがまずは心をゆるめ、そして物理的な緊張感を高めないためにリードもピンと張らずにゆるめ、平常心を保つようにすると、愛犬が相手の犬に吠えなくなるケースも多々あります。

 

似たような例では、よく、来客や宅配業者さんなどで「犬が苦手な訪問者」に限って愛犬が吠えてしまうというエピソードを耳にします。それは犬たちが、「自分に警戒心を持っている」という相手の感情を読み取っているからに違いありません。

 

この例は飼い主さんの感情ではなく、訪問者の感情なので対処がむずかしいのですが……。

 

また、飼い主さんが愛犬を落ち着けるために「フセ」という指示を出したとします。そのとき、「フセ、フセ、フセ! フセでしょ?」と短時間に連呼しているようでは、愛犬も焦ってしまって本来できることができなくなるかもしれません。

 

まずは飼い主さんが落ち着くことが重要です。

 

低い声で「フセ」と伝えたら、最低でも5秒間は愛犬を信じて「伏せる」のを待ってあげたいものです。

 

オスワリやフセと指示したら、愛犬を信じて5秒はじっと待ってあげて

 

 

自信をつけさせてあげよう!

筆者が経営する「犬の幼稚園」で週に1日、ドッグマッサージや体をなでることで神経をしずめるTタッチを行っている、なかしまなおみ先生に来ていただいているのですが、なかしま先生いはく、「施術する側の呼吸が浅かったり乱れていては、いくらタッチングをされても犬たちはリラックスできないんです」と。

 

犬と接する人間の心の在り方がいかに大切かを、なかしま先生の言葉であらためて実感しました。

 

マッサージやタッチングを愛犬にするならば、飼い主さんがまずリラックス!

 

飼い主さんの心の写鏡とも言える、目の前の愛犬のありよう。まずは飼い主さんが愛犬のためにも、日々の生活では意識して深呼吸したり、最近注目の「マインドフルネス」などをしたりして心を整えてみてください。決して神経質になりすぎず、愛犬が何をしても大声を出したり怒鳴ったりせず。

 

そして、愛犬との暮らしのなかで大切なのは、飼い主さんが自信を持つこと。

 

そうすればきっと、おのずと愛犬の心も落ち着いて、不安が少なく自信と笑顔に満ち溢れてくるに違いありません。