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2017.04.10(月) 17:00:30

ニッポン放送 「ペットと一緒に」vol.21
悲鳴とともに片足ケンケン!シニア犬の膝靭帯断裂の治療記

筆者の愛犬が先日12歳になりました。ちょうど2年前、後肢の膝の靭帯を断裂して手術をしたのを思い出します。シニア期に注意したい、膝の症状について今回は体験談を交えてご紹介します。

 

悲鳴をあげてケンケン跳びに……

つい先日、我が家のノーリッチ・テリアが12歳になりました。筆者は最初の愛犬のヨークシャー・テリアを12歳でなくしているので、少々感慨深い年齢です。

12歳とはいっても、誕生日には新しいタマゴ型のおもちゃをプレゼントして、公園でロングリードにして愛犬とボール投げを楽しんできました。まだまだ元気いっぱいです!

でも、油断は禁物。2年前、同じようにゴム製のボールを投げて遊んでいたところ、駆け出したとたんに愛犬は「キャンッ」と悲鳴をあげて片方の後肢をまったく地面につけることができなくなってしまったのです。

ロングリードでボール遊び。愛犬のこの生き生きした表情!

 

小型犬には、膝のお皿がはずれてしまう「パテラ(膝蓋骨脱臼)」という病気が多いのですが、愛犬は繁殖における遺伝病疾患へのコントロールが厳しいオーストラリアから迎えた犬。もともとパテラではなかったし、なんだろう……?

 

老化にともなう膝の靭帯断裂

動物病院ではレントゲンを撮りましたが、異常なし。

「骨折はしていないようです。シニアになると、骨量が減少してくるので骨が弱くなって骨折しやすくなりますが、それは大丈夫。

あと、パテラならばレントゲンで膝蓋骨が写るのでわかりますが、靭帯はレントゲンには写らないので、靭帯断裂の可能性がありますね。シニアになると、靭帯が老化でもろく硬くなりますから」とのこと。

同じように片足をケンケンすることもあるパテラの最初の発症は、子犬や若齢でのうちが多いもの。やはりパテラではなかったようです。

パテラは小型犬に多い、遺伝性がある関節疾患。ワクチン接種時などに一度獣医さんに触診をしてもらうとよいでしょう

 

初診後は抗炎症剤を処方され、しばらく様子を見ることになりました。靭帯断裂は命にかかわる病気ではありませんが、ずっと片足をかばっていると全身のバランスが崩れてきてほかのところへの負担もかかるため、症状の改善が見られなければ外科手術になります。

MRI検査をすれば靭帯の画像が得られます。けれども検査時間中じっとしていられない犬の場合、MRI検査はほとんどが全身麻酔で行われます。その後また手術では犬に負担になるため、手術時に靭帯の様子を確認するのが一般的です。

結局は愛犬も手術をすることに……。

「完全断裂ではなくて、部分断裂でした。靭帯のかわりの役割を果たす糸を膝の内部に縫い付けておきました。

ちなみにご希望どおり、歯石もついでに除去しましたよ」と、かかりつけの獣医さん。ひと安心です!

手術して退院直後の愛犬。3本脚で上手に笑顔で歩いていますが痛々しい……

 

膝の内部の糸のアレルギー反応が

その後、順調に回復しているかのように見えた愛犬。ところが、なんだか膝の縫い目のあたりから液体が染み出てきたのです。化膿しているように見えます。

獣医さんに聞くと「膝の内部の糸にアレルギー反応を起こしているのでしょう」とのこと。この糸にアレルギー反応を起こす犬は、たまにいるそうです。

それから数カ月後、今度は愛犬は膝内部の糸を除去する手術をすることになってしまいました。

「手術後に、体のバランスを整えるためにTタッチをしてもらっているの。Tタッチについては飼い主がまた記事化するらしいわよ」(byリンリン)

 

手術後は、次のようなアドバイスを獣医さんからいただきました。

「本当はもう激しい運動はやめたほうがいいんですが、ボール遊びという楽しみを、リンリンちゃんから奪ってしまうのはかわいそうですよね。せめてジャンプや急な方向転換や急停止をしないで済むように、工夫してボールを投げてあげてくださいね。

でも、適度な運動はむしろしたほうがいいんですよ。太腿の筋肉がつけば、膝への負担を軽減させることになりますから。坂道を上がるなど、筋力アップにつながる運動はさせてあげましょう」。

ということで、飼い主である筆者の「親心」を汲んでいただいたありがたいアドバイスを実施していたところ、愛犬の調子もすっかりよくなったのです。

「きっと膝を守る、いい筋肉もついたのかな」と、獣医さんから言っていただきました。

膝を守る良質な筋肉をつけるべく、筋トレに励もうね ♪

 

シニア期になると、老化現象にともなって様々な不調が出てくるものです。

筆者も遅ればせながら愛犬のために、膝関節によいというグルコサミンとコンドロイチンが含有されたドッグフードを選んだり、それらのサプリメントを取り入れたりするようになりました。

愛犬の病気リスクを恐れるがあまり、愛犬の生活の質を落とさないようにしてあげたいものですが、みなさんも愛犬の老化現象には気遣いながら楽しい毎日をお過ごしください!