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2017.03.22(水) 17:00:02

ニッポン放送 「ペットと一緒に」vol.18
ニューヨーカーの愛犬を盗難や迷子から守る、新鋭ハウスが登場!

ニューヨークのブルックリン地区の街角に、近頃“Dog Parker”というハウスが続々と出現しています。

本連載のvol.16では愛犬の迷子対策を、vol.15ではパリの犬事情をご紹介しました。今回はその混合版ともいうべき内容で、現代のハイテク技術も活かされたこちらのハウスが何かをご紹介します。

 

ニューヨーカーは犬とのお出かけが大好きだから

ハウス型のおしゃれなこのボックスの名前は、“Dog Parker”。“パーキング(駐車場)”の犬版といった意味合いでしょうか? 現在はブルックリン地区を中心に、主には飲食店の店先に10個余りが設置されています。

 

筆者も何度か訪れているニューヨークは、フランス同様に犬連れでどこへでも出かけていく人が多い、お土地柄。

 

ファッションや雑貨などの路面店は、かなりの確率で犬連れOK。ショップ内にはリードフックがあったり、洋服の試着中に店員さんがトリーツをあげながら犬の相手をしていてくれたり……。たとえ犬連れNGでも、カウンターにはトリーツが、外には水が置いてあるショップも少なくありません。

 

デパートに入れば、リードを引いた飼い主さんとエスカレーターに慣れた様子で乗り込む犬たちの姿が見られます。

NYに暮らす筆者の犬友の愛犬も、店員さんたちに大人気

 

ところがフランスと違うのは、日本でいう食品衛生法が厳しいニューヨークでは、飲食店の店内は犬を連れて入れないこと。屋外のテラス席ならば犬連れでも可能な飲食店は多いのですが、ニューヨークの冬は氷点下や積雪もざらで、とにかく寒いのです。

 

さらに、ニューヨークでは犬の盗難が問題になっています。保護犬と暮らすという文化も日本よりずっと先に根付いているため、純血種にかかわらず、人懐っこくて愛らしければどんな犬でも盗まれてしまうとか。

 

実際にチワワと暮らす筆者の犬友も、「愛犬を外につなぎっぱなしにすると盗難が不安。犬連れのときは、お気に入りのベーカリーなど短時間であっても食品店には入らないで帰宅する」と語っています。

 

「愛犬と出かけたのはよいけれど、レストランやカフェで休憩できないしなぁ」、「屋外のリードフックにかけておくのも、盗難や迷子が心配だし、冬は寒くて愛犬にかわいそうだしなぁ」と、頭を抱えるニューヨーカーが多いことは想像に難くないでしょう。

店舗によってデザインも異なっていてオシャレ♪

 

飼い主の悩みを解決する救世主あらわる!

そんな悩みを、“Dog Parker”の生みの親であるチェルシー・ブラウンリッジさんも抱いていました。レスキュー団体から迎えたテリア系ミックスのウィルソンとブルックリンで暮らしていた彼女は、エネルギーあふれるウィルソンを留守番させるよりも、なるべく一緒に出かける道を探りました。なぜなら、それが一番ウィルソンをハッピーにさせてあげられると思ったから。

 

でも、失踪しやすいといわれるレスキュードッグだったので迷子が心配だったこと、怖がりなところがあること、盗難も心配だったことから、ショップの外につないでおけませんでした。

 

そこで思いついたのが、カギがかけられて、持って逃げるのも不可能な大型ハウスです。

もうすぐ5歳の女の子よりも大きい! これなら持ち去られない

 

ハイテク機能のおかげで飼い主も安心

この大型ハウス“Dog Parker”には、現代のハイテク機能が集結しているのがスゴイところ。

まず、携帯アプリなどを使って、利用したい“Dog Parker”を探して予約ができます。

いざ店の前についたら、同様に携帯アプリか専用カードで、愛犬を入れた“Dog Parker”をロック。ハウス内は、犬が快適に感じる温度になるように管理されているので安心です。

飼い主さんが店内で過ごしているときに愛犬の様子が心配ならば、ハウス内のWebカメラの映像をリアルタイムで携帯などで見ることもできます。

屋根もついているし、音も遮断されるし、周囲から干渉されることもないので、安心してスヤスヤと眠っている犬も少なくないとか。そんな愛犬の姿を確認できれば、飼い主さんも店内でくつろげることでしょう。

 

カフェの前に出現した“Dog Parker”

 

ハウスの退出後は、自動でUV(紫外線)消毒もなされるので、衛生面への配慮もなされています。

最初に“Dog Parker”の誕生を喜んだのは、少しシャイな元保護犬のウィルソンかもしれませんが、きっと今では「外にただつないでおかれるよりも、安心して過ごせたなぁ~」と思っている犬たちも増えたのではないでしょうか?

大型犬もOKなサイズなので、日本で使用するには少々大きすぎますが、もしかすると近い将来、サイズの小さい“Dog Parker”が日本でも見られるようになるかもしれません。

アプリなどで“Dog Parker”の設置場所も確認できます